真正面に。
マンダリン オリエンタル シンガポール宿泊記 ― マリーナベイビューが絶景
- タイプ
- ラグジュアリーなシティホテル(マリーナベイビューが絶景)
- 開業・改装
- 1987年開業。2023年に大規模リノベーションを実施し同年再オープン。本記事は改装前の宿泊記のため、現在は内装・設備が刷新されている点に留意(最新は公式で確認を)
- 立地・エリア
- マリーナベイを真正面から一望。マーライオン・MBS・ガーデンズまで徒歩約1km圏
- 部屋タイプ
- デラックス33㎡〜各種スイートまで。眺望はマリーナベイビュー/オーシャンビュー/シティ
- 価格帯
- 目安はデラックスSGD449前後〜(※税・サ約2割別、朝食別。料金は変動あり)
- プール・施設
- 眺望抜群の屋外プール+カバナ。手厚いキッズプールも完備
- 朝食
- 吹き抜け最下層のレストラン。ローカル料理〜点心まで品数豊富(チョコドーナツが名物)
- 最寄り・アクセス
- 隣がマリーナスクエア(大型モール)。鉄道はやや不便で最寄りはPromenade駅/タクシー推奨

マリーナベイを真正面から一望できる、シンガポール屈指のラグジュアリーホテル。1987年開業と歴史はあるものの、内装の美しさには圧倒されます。なにより売りは眺望——マリーナベイサンズや金融街、目を凝らせばマーライオンまで見える景色は必見です。「マリーナベイサンズに泊まるとMBSが見えない問題」を逆手に取り、絶景を“見る側”を楽しみたい人にこそおすすめ。予算は張りますが、シンガポールでより贅沢な旅をしたいなら間違いのない一軒です。
※注:本記事は改装前の宿泊記録です。当ホテルは2023年に大規模リノベーションを実施して同年再オープンしており、現在は内装・客室・ダイニングなどが刷新されています。最新の様子は公式サイトでご確認ください。
まず、立地と眺望。
マリーナベイを一望できる位置で、文句のつけようがない立地。主要観光地は徒歩約1km圏に集まり、隣には大型モール。そして何より、客室からの眺めがこのホテルの主役です。
このホテルの主役客室からの絶景Marina Bay View
もう、この写真を見てください。これぞシンガポール、という景色。夜はマリーナベイサンズが正面にどーんと見え、あの光と水のショーを窓からのんびり鑑賞できます。実はあのショー、海上だけでなくMBS自体もライトアップされるので、全景で見ると一味違う。それを自室で味わえるのが大きなメリットです。

昼の眺めDaytime
昼間はこんな感じ。マリーナベイサンズ、シンガポール金融街、よく目を凝らすとマーライオンまで見えます。正直、この景色を見たくてこのホテルに泊まっているようなもの。「あ、シンガポール来てるわ」と実感できる、それだけで価値のある眺望です。
逆にマリーナベイの対岸から見ると、ホテルの位置関係はこの通り。「MANDARIN ORIENTAL」の文字が入った棟が、エスプラネードやスカイラインと並んで湾を見下ろしています(隣はパンパシフィック)。

主要スポットへ徒歩圏Walkable
ホテルから大体1km前後の場所に主要観光スポットが揃っているので、散策がてら観光するのに最適。マーライオンもマリーナベイサンズもガーデンズ・バイ・ザ・ベイも、歩いて行けてしまいます。これが本当に便利。

隣はモール直結Connected Malls
お隣はマリーナスクエアという大型モール。さらにそこから隣接するミレニアウォークやサンテックシティへもアクセス可能で、買い物も食事もほぼここで完結します。さすがの立地です。

有名ホテルの安心感Peace of Mind
迷ったら泊まっておけば間違いない、そんな鉄板の安心感。東京のマンダリンオリエンタルは最低ランクでも10万円超ですから、それを思えばシンガポールは割とお手頃に感じます。日本人スタッフがいらっしゃることもあり(海外が長すぎて日本語に少し違和感があるほど現地に馴染んだ方でした)、何かあったときに問い合わせやすいのも魅力でした。
眺望タイプを、選ぶ。
このホテルで最も悩むのが部屋の眺望。編集部はマリーナベイビューとオーシャンビューの両方に泊まったので、その違いを比較しました。お値段はマリーナベイビューが上ですが、どちらも大変良い景色です。

部屋の配置を把握Room Layout
まず部屋の配置から。本記事で紹介するのはマリーナベイビュー(写真右の列)。上側の列がオーシャンビュー、斜めになっている列が普通のシティビューです。眺望によって見えるものが変わるので、予約前にイメージしておくと選びやすくなります。
マーライオン側マリーナベイビューMarina Bay View
マリーナベイビューだとマーライオンとシンガポール金融街が見えます。ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは無理やり見ようとすれば見えますが、普通に見るのはちょっと難しいかな、という感じ。象徴的なベイの景色を真正面で楽しみたい人向けです。


一方オーシャンビューだと<b>ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ</b>が見えます。シンガポールフライヤーも問題なく見え、こちらを中心に楽しむ眺め。ただしマーライオンは見えず、金融街もちょっと見える程度(写真2枚で失礼します)。

シティビューは?City View
シティビューには未宿泊ですが、低層から見たこの方角の景色が参考になります。目の前がパンパシフィックなので“パンパシフィックビュー”。あとはモールが見える感じだと思います。眺望にこだわらないならここで予算を抑えるのも手。結局のところ、ベイビューもオーシャンビューもどちらも好み次第で、どちらでも十分楽しめます。
圧巻の、ロビーと吹き抜け。
ホテル正面はどどーんとマンダリンオリエンタル。外装は時代を感じますが、中に入ると装飾の美しさに圧倒されます。とくにシースルーエレベーターから現れる吹き抜けは必見です。


左:ホテル正面。どどーんとマンダリンオリエンタル。右:夜の佇まい。良いですね、マンダリンオリエンタルですね。
週末は結婚式も入口からEntrance
さっそく入口から。週末は結婚式が行われていることもあり、ドレッシーな人たちがたくさんいて見ていて面白い。非日常感のあるエントランスです。


チェックインカウンターはこちら。あまり広くはないものの、人が多くても特に問題はありません。

圧倒される装飾Decor
とにかく装飾がすごい。1987年開業で外装こそ時代を感じますが、内装の美しさはまさに圧巻。落ち着いた高級感が館内に行き渡っています。

ショップと宴会場Shop & Hall
反対側にはちょっとしたショップもあり、お土産探しに良さそう。その脇は披露宴会場のようで、イベントの際は多くの人が出入りしていました。


左:落ち着いた雰囲気のロビー。右:ロビー手前には水が張られ、雰囲気抜群。右奥のエレベーターで上階へ。
必見シースルーの大吹き抜けAtrium
エレベーターがシースルーで、上がると突然この大吹き抜けが現れます。これがまず驚き。下を覗くとなんなら結構怖いくらいの高さで、開放感がすごい。このホテルの“映え”ポイントのひとつです。


左:雰囲気あるエレベーターホール。右:客室へ続く廊下からも吹き抜けを見下ろせます。最下層はレストランで、朝食もそこ。
エレベーターホールを抜けて客室へ。隅々まで雰囲気が作り込まれています。
客室を、歩く。
紹介するのはマリーナベイビュー。部屋のランクを上げない限り、他の部屋でもレイアウトはほぼ同じです。高級感あふれる設えと、電源まわりの使い勝手の良さが印象的でした。

入ってすぐEntry
まずは入口を入ってすぐ。高級感あふれる雰囲気が良いですね。期待が高まる導入です。


左:入口側を振り返って。良い。右:ベッドから窓を望むと、マリーナベイを一望できる景色が広がります。

ソファでくつろぐSofa
ソファもあるので、のんびり座りながら景色を眺めたいところ。この眺めを前に過ごす時間こそ、このホテルの醍醐味です。

ベッドBed
ベッドサイズは普通のクイーンサイズ。落ち着いて休めます。


ベッドサイドにはお水や各種電源。コンセントは日本のプラグが普通に挿さり、反対側にもコンセントがあるので安心です。
嬉しい飲み物・ウェルカムサービスWelcome Drink
冷蔵庫の中身は有料ですが、サービスでスパークリングジュースが付いてきました。これが普通に嬉しい。ちょっとした気遣いが旅のテンションを上げてくれます。

紅茶・コーヒーTea & Coffee
紅茶とコーヒーも完備。紅茶はTWGで、シンガポールらしさを感じます。


左:デスクにはいろいろ繋げられ、こちらにもコンセント。右:テレビ下のミニバー。


左:冷蔵庫はこんな感じ。右:入口のクロークにはバスローブも用意されています。
バス/シャワー別バスルームBathroom
バスルームはお部屋から丸見えタイプですが、ブラインドは下ろせるのでご安心を。シャワールームと浴槽が別なのは嬉しいポイントです。


左:アメニティはマンダリンオリエンタルオリジナル。右:洗面まわり。一通り揃っていて安心です。


左:お手洗いは反対側に。枠の鏡は部屋を広く見せるためでしょうか、海外でたまに見るタイプ。右:アメニティもしっかり揃っています。
眺望自慢の、プール。
このホテルのプールは、本当に良かった。セントーサのリゾートとはまた違う、シティホテルならではの良さ。常夏のシンガポールはプールが1年中使えるので、シティホテルでも気合が入っているんです。是非行ってほしい場所。


左:入口から。雰囲気がありますね。右:階段を上りつつ向かいます。

段々と、いい景色にThe View
上がるにつれて、だんだんといい景色に。期待が高まる導線です。右側は景色のいいバーになっているようで、ここで一杯やるのも良さそうでした。

プールサイドバーBar
プールサイドのバー。景色がいいので普通に良さそう。マリーナベイを眺めながらの一杯は格別でしょう。
圧巻からの、このプールThe Pool
そして、このプール。いやあ……圧倒されます。マリーナベイサンズも金融街も一望できて、素晴らしい景色の中で泳げる贅沢。本当にすごかった。さすが常夏の国、シンガポールはプールへの気合が違います。


左:反対側から。マリーナベイサンズ、金融街を一望。右:本当に贅沢な眺め。これは本当にすごかった。

泳ぐより、のんびりRelax
泳ぐ人はそこまで多くなく、プールベッドでのんびりする人が圧倒的多数。パラソルもあるので日差しも安心です。水着でなくても服のまま来ている人もいたので、のんびりしに行く場所、という感覚で気軽に。


左:カバナがずらりと並びます。人気なので早めに。宿泊者なら空いていれば使えます。右:カバナで小一時間のんびりする贅沢。最高でした。
飲み物サービスカバナが最高Cabana
カバナ、本当に良かったです……。風が気持ちよく、飲み物ももらえました。この空間で小一時間のんびり過ごすだけで、滞在の満足度がぐっと上がります。


左:プールは浅いエリアと深いエリアがあり、比較的小さいお子さんでも安心。右:見上げればマンダリンオリエンタル。素晴らしい。


左:プールの端から眺望だけ。この景色を見にシンガポールに来ているようなもの。右:金融街は夜ライトアップされ、見に来るだけでも良い。

ベッドのみの静かなエリアQuiet Zone
プールなし・プールベッドだけのエリアもありました。あまり人気はなさそうで、おそらく混雑時用。静かに過ごしたいときには逆に穴場かもしれません。
子連れ◎手厚いキッズプールKids' Pool
そしてこれ、キッズプールです。これだけ手厚いキッズプールは普通に嬉しい。最深部でも0.37mと相当浅く、親が見ていれば赤ちゃんでも安心。脇のソファが最高で、子どもたちが遊ぶのを眺めながらのんびりできます。子連れには本当にありがたい設えでした。


左:水深は最深部でも0.37mと相当浅く、赤ちゃんでも親が見ていれば安心。右:ここでのんびりできるのが最高でした。
- マリーナベイを一望する眺望が圧巻。夜はMBSのショーを自室から
- 主要観光地が徒歩約1km圏+隣がモール直結で抜群の立地
- 眺望自慢のプールとカバナが最高。手厚いキッズプールも
- 東京のMOより手頃で有名ホテルの安心感。朝食も品数豊富
- お値段はする(良いホテルゆえ。税・サ約2割別・朝食別)
- 鉄道アクセスが不便。快適に動くならタクシー必須
- ベイを満喫するなら遠出はもったいない=向き不向きが出る
- 外装はやや時代を感じるデザイン(内装は圧巻)
- 表示料金は税・サービス料が別で、最終的に約2割上がる。朝食も基本別料金と心得る
- 眺望はマリーナベイビュー=マーライオン・金融街/オーシャンビュー=ガーデンズ。好みで選ぶ(価格はベイビューが上)
- プールのカバナは人気。使いたいなら早めに確保を
- 鉄道は不便。最寄りはPromenade駅(チャイナタウン・ベイフロント等へ1本)だが行きにくい。タクシーか、近場は歩くのが快適
- ホテル+近場散策中心の使い方が満喫のコツ。ここを起点に遠出しすぎると眺望やプールを活かしきれずもったいない
- 隣接モールは22時頃に閉店。MBSの夜のショー前に食事を済ませておくとスムーズ
朝食と、ルームサービス。
朝食は吹き抜けの最下層。ローカル料理から点心まで品数豊富で、編集部の一押しはまさかのチョコレートドーナツ。眺望を活かしてルームサービスを楽しむのもおすすめです。


左:朝食会場は吹き抜けの一番下。右:最下層から見上げる吹き抜けは大迫力でした。


左:周りには他のレストランも。右:シティホテルながらガーデンがあり、人気のアウトサイド席も(虫はいそう)。


左:しっかりしたガーデン。右:インサイド席のほうが席数は多め。このあたりはお好みで。
編集部一押し名物チョコレートドーナツChocolate Donut
個人的な一押しは、ここのチョコレートドーナツ。「Chocolate Doughnuts」とプレートが出ている専用台に積まれていて、これが本当に気に入ってしまいました。今までいろいろなホテルに泊まってきましたが、これが一番おいしかった。なぜこれだけ気に入ったのか自分でも分かりませんが、また食べに行きたいレベルです。
子連れ◎キッズプレートKids' Plate
子連れにはキッズプレートをいただけました。ありがたい限り。子ども向けの配慮があるのは、ファミリーには心強いポイントです。


左:いただけるカプチーノもしっかりした感じ。右:フレッシュジュースは係員がその場で注いでくれ、種類も豊富。
是非ローカル料理が充実Local Food
シンガポールローカルの料理をきちんと揃えてくれているのが嬉しい。ロティ・チャナイ(マレーシア&シンガポールのインド系料理)は是非食べてほしい一品。奥のカレーはチキンが結構辛めなので、ベジタブルカレーのほうが食べやすいです。点心もしっかりあります。


左:ホットミールは種類豊富。お肉系もがっつり。右:おかゆも数種類、まさかのミソスープまで揃う不思議な並び。


左:サラダまわりとドレッシング。右:ハムやその加工品も一通り。


左:パンは種類豊富。クロワッサンや菓子パンも。右:チーズも種類豊富で、好きな人にはたまらないはず。


左:南国らしいフルーツゾーン。これが一年中とは不思議。右:デザートエリア。カヤジャムもあるのがシンガポールらしい。
景色を独り占めルームサービスで夜景ディナーRoom Service
これだけ景色がいいので、ルームサービスで食事を楽しむのもおすすめ。子どもを寝かせてから、夜景を眺めつつゆっくり食べられるのは旅行ならでは。電気は消す必要がありますが、夜景がよく見えるので問題なし。オールデイダイニングは11時〜23時ですが、一部メニューは23時より早く終了(22時半でピザは不可でした)なのでご注意を。


左:カルボナーラはSGD26(約3,300円)。パスタ26〜30S$、ピザ28〜36S$ほど。右:マンダリンチーズバーガーはSGD36(約4,500円)。メインは24〜42S$ほど。
周辺施設と、総評。
周辺の便利さはずば抜けています。すぐ隣がマリーナスクエア、さらにサンテックシティ・ミレニアウォークと大型モールが連なり、MBSやガーデンズも徒歩圏。ここを起点にした散策が最高に楽しいエリアです。

隣接モールが充実Marina Square
周辺施設の便利さはずば抜けています。すぐ隣がマリーナスクエアで、買い物も食事もほぼここで完結。さらにサンテックシティ・ミレニアウォークと連なり(行き方は分かりにくいが歩道橋でつながっています)、モールはここだけで十分なほど。ただし品揃えは一般向きで、22時頃に閉まる点には注意です。

高級モールならMBSMarina Bay Sands
高級モールが良いならマリーナベイサンズ。ここもホテルからすぐそこで、お店がたくさんあり選び放題。MBS側の海辺からは金融街の景色もきれいに見えます。
約15分ガーデンズも徒歩圏Gardens by the Bay
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイはやや遠目ですが歩ける距離で、15分ほど。フラワー・ドームやクラウド・フォレスト、登れるスーパーツリーグローブもあり、ド定番スポットに近いのはありがたい限りです。

泊まってみての感想
正直に言うと、私はマンダリンオリエンタルが大好きなんです。旅のテンションが上がるホテルといえば、私の中ではマンダリンオリエンタルかシャングリラ。どちらもアジア発祥の高級ホテルで、ご当地にしっかり馴染んでいる感じがたまらない。そしてシンガポールのマンダリンオリエンタルも、期待を裏切りませんでした。
結論、最高でした。さすがマンダリンオリエンタル。景色もプールも、朝食のチョコレートドーナツも(もちろんそれ以外もおいしい)素晴らしくて、「ホテルでこれだけ楽しめるのか」というくらい満喫できました。アクセスも良いので、ふらっと観光に出てふらっと戻ってこられる。マリーナベイサンズに泊まるとMBSが見えない——だからこそ、絶景を“見る側”で楽しむこのホテルが私はとても好きなんです。
ちょっとお値段は張りますが、シンガポールらしいシティホテルなので「シンガポール行った感」はかなり味わえます。予算に余裕があるなら是非。あるいは他の日程を節約しておいて、1泊だけここ!という使い方でも十分に楽しめると思います。皆様の旅が楽しいものになりますように。
マリーナベイを、真正面に。
シンガポールで贅沢したいなら、ぜひ♪
マリーナベイを、もっと。






