マレーシア
▶ マレーシア
Malaysia Country Guide
マレーシアって、
どんな国?
取材・写真 編集部入国7回・主要都市すべて訪問

マレーシアってどんな国? 観光・旅行に知っておきたい基本情報まとめ

東南アジアの熱帯の国、マレーシア。名前は知っていても、具体的なイメージが湧かない方も多いはず。実は物価が安く、設備は豪華——首都クアラルンプールは「世界一安く5つ星ホテルに泊まれる都市」とも言われる、コスパ抜群の旅先です。この記事では、7回訪れた観光客目線で地理・民族・宗教・言語・食・お金・気候といった基礎から、KL・ペナン・ランカウイ・ボルネオ・ジョホールバルといった主要観光地までをまとめてご案内します。

マレーシアはマレー半島側とボルネオ島側に分かれる。見どころは都市・世界遺産・リゾートの3タイプ。
マレーシアはマレー半島側とボルネオ島側に分かれる。見どころは都市・世界遺産・リゾートの3タイプ。
マレーシア 基本DATA
正式名称
マレーシア(漢字表記「馬来西亜」)/13州+3連邦直轄領の連邦国家
面積・人口
約33万平方キロ(日本の0.9倍ほど)/人口 約3,420万人(2025年)
首都
クアラルンプール(一部の首都機能はプトラジャヤへ移転)
言語
公用語はマレー語。英語が非常に広く通じる(旧英領)。中国語・タミル語も
宗教
国教はイスラム教(約61%)。仏教・キリスト教・ヒンドゥー教なども共存する多宗教の国
民族構成
マレー系 約67% / 中国系 約25% / インド系 約7% の多民族国家
時差
日本より1時間遅い(日本8時=現地7時)。時差ボケの心配なし
気候
熱帯性で年中ほぼ日本の8月(29度前後)。台風なし、スコールあり
ベストシーズン
ヘイズ・雨季を避ければベターだが、神経質になるほどではない
通貨・物価
リンギット(RM)。物価はおおむね日本の1/3程度(物による)
電源
BFタイプ(英国式3つ穴)/電圧は日本より高いので変換プラグ必須
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国のプロフィール

まず、どんな国?

国土は大きく、西の「マレー半島側」と東の「ボルネオ島側(サバ州・サラワク州)」に分かれます。13州+3連邦直轄領からなる旧英領の連邦国家で、魅力はなんといっても「異文化のごちゃまぜ」。イスラム文化とイギリス文化、そしてマレー・中国・インドの多民族が混ざり合う、独特のオリエンタルな国です。基礎データと、行ってみて感じた“推し”と“いまいち”を最初にまとめます。

独自のマレー文化が魅力◎ 推し

独自のマレー文化が魅力Multi-cultural

イスラム教国でありながら旧英領、さらにマレー・中国・インド系が暮らす多民族・多宗教の国。国教はイスラム教(約61%)ですが、仏教・キリスト教・ヒンドゥー教の信者も多く、クリスマスも仏陀の誕生日も祝日。女性のヒジャブはカラフルでファッション誌に着こなし特集が載るほどで、街を歩く分には堅苦しさはありません。クアラルンプール中心部にはイスラムと英国様式が混ざった植民地建築が残り、世界遺産のペナン・マラッカには英・蘭・葡の時代の建造物が今も。マラッカはフランシスコ・ザビエルも訪れた、日本との歴史のつながりも感じられる街です。

おいしい食事も多い◎ 推し

おいしい食事も多いFood

マレー半島名物のカヤトースト(甘いカヤと甘いコーヒー)に、人口の約1/4を占める中華系のチキンライス・バクテー・クレイポットチキンライス。マレー料理のナシゴレンやサテー、インド系のロティチャナイまで、多民族ぶんだけ食の引き出しが豊富。日本人の口にも合いやすい中華料理が充実しているのも安心です。

安く豪遊できる◎ 推し

安く豪遊できるValue

最大の魅力がこれ。物価がおおむね日本の1/3で、しかも高級ホテルが乱立して価格競争に。シンガポールなら4万円級のリッツやマンダリンオリエンタルがKLでは2万円を切ることも、ウェスティンなら1万円台。ランカウイやペナンの高級リゾートも手が届く価格で、ホテルビュッフェのカニ・エビ食べ放題まで楽しめます。

時差が少なく英語が通じる◎ 推し

時差が少なく英語が通じるEasy

地味に効くのがこの2点。時差はたった1時間(-1h)で時差ボケなし。さらに英語がほぼ全土で通じ、KLセントラル駅などでは日本語表記も。表記はマレー語+英語が標準で、マレー語もアルファベット表記なので読みやすく、初めての海外でも安心感があります。

⚠ 行く前に知っておきたい“いまいち”ポイント
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エリアガイド

どこへ行く? 主要観光地。

マレーシアの観光地は「都市」「世界遺産」「リゾート」の3タイプ。代表都市をひとつずつ、特徴と回り方とともに。各エリアの詳しいガイドへもどうぞ。

クアラルンプール都市・王道

クアラルンプールKuala Lumpur

首都にして観光の起点。象徴のペトロナスツインタワーとKLCC公園、東南アジア最大級のショッピング街ブキッビンタン、そして英国統治時代の官公庁建築。「都市」と「文化」が同居し、超高級ホテルにも格安で泊まれます。郊外のバトゥ洞窟はヒンドゥー文化が迫力満点。まず最初に訪れたい街です。
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マラッカ世界遺産

マラッカMalacca

オランダ・ポルトガル・イギリスと欧州列強3か国の植民地支配を受けた歴史の街。各時代の建造物が残り、ペナンとともに世界文化遺産に。独特の色のオランダ教会、ザビエルゆかりのセントポール教会、中華寺院のチェンフンテン寺院が見どころ。KLから車で片道2時間ちょっと、KLとセットで訪れるのがおすすめです。

夕暮れのジョージタウン旧市街、提灯の連なるショップハウス通り世界遺産+リゾート

ペナン島Penang

美しい英国建築とアジアの混沌が同居する、世界遺産とリゾートを一度に楽しめるお得な島。ペナン市庁舎やセントジョージ教会の街並み、中華系の観音寺やスリマハマリアマン寺院、ストリートアート巡りも人気。シャングリラ・ラササヤンなど有名リゾートも比較的お手頃。ビーチは整備が控えめな点だけ要注意。
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ランカウイの入り江を望むリゾートの眺めリゾート

ランカウイ島Langkawi

マレーシアのリゾートといえばここ。フォーシーズンズ等の超有名リゾートが並ぶ一方、島自体はのんびりした田舎で、自然はユネスコ世界ジオパーク認定。マングローブのリバーカヤック、明かりのない郊外で見る満天の星空、ナショジオがTop10に選んだビーチが魅力。ケーブルカーからの絶景も外せません。
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石灰岩の島々をめぐるマングローブ・リバークルーズ大自然・世界遺産

ボルネオ島(コタキナバル)Borneo / Kota Kinabalu

「大自然」のイメージそのままの島。最大都市コタキナバルでも人口50万人ほどの落ち着いた自然の島です。富士山より高い東南アジア最高峰キナバル山(4,095m)を擁するキナバル公園が、マレーシア初の世界自然遺産。テングザルやホタルに出会えるマングローブのリバークルーズも人気で、シャングリラのリゾートも2か所あって大人気。半島とはまた違う、本気の自然を味わえます。
▶ コタキナバル(ボルネオ)の楽しみ方を見る

ジョホールバル子連れ・テーマパーク

ジョホールバルJohor Bahru

シンガポールと国境を挟んだ対岸の、マレーシア第二の都市。観光の主役はレゴランド・マレーシアとキティランド&トーマスタウンで、基本は子連れ向け。ただしシンガポールからの客を当て込んだエリアのため、料金はシンガポール価格(レゴランドの1日券は約300リンギット〈約12,000円〉前後)。その分すいていて遊び倒せるのは魅力です。
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グルメ

何を食べる? ご当地グルメ。

多民族の国だけあって、食の引き出しが本当に豊富。マレー・中華・インド——名物をいくつかピックアップします。

ナシレママレー・国民食

ナシレマNasi Lemak

ココナッツミルクで炊いたごはんに、サンバル(辛味ソース)・小魚・ピーナッツ・卵などを添えたマレーシアの国民食。屋台から高級店まで幅広く、これを食べずには帰れない一皿。写真はマダムクアンのもの。

バクテー中華系

バクテーBak Kut Teh

豚肉を漢方やにんにくと煮込んだ薬膳スープ料理。中華系マレーシア人に親しまれる定番で、ごはんが進む濃いめの味わい。日本人の口にも合いやすい一品です。

クレイポットチキンライス中華系

クレイポットチキンライスClaypot Chicken Rice

土鍋で炊き上げる鶏の炊き込みごはん。おこげの香ばしさがたまらない、中華系の人気料理。チキンライスと並んでマレーシアで楽しみたい中華の一皿です。

鼎泰豊(小籠包)中華系

鼎泰豊(小籠包)Din Tai Fung

世界的に有名な台湾系レストランもマレーシアに出店。小籠包をはじめ安定のおいしさで、日本より手頃な価格で楽しめるのが嬉しいところ。

ホテルビュッフェ豪遊

ホテルビュッフェBuffet

高級ホテルのビュッフェは日本円で6千円ほど〜と日本並みの価格ですが、種類も質も圧巻。カニ・エビ・カキ食べ放題、目の前で焼く肉、寿司やデザートまで。安く豪遊できるマレーシアの真骨頂です。

カヤトースト&南国ドリンク名物

カヤトースト&南国ドリンクKaya Toast

甘いカヤ(ココナッツジャム)を挟んだトーストを、甘いコーヒーで流し込むのがご当地流。オールドタウンホワイトコーヒーなどのカフェが定番で、tealiveのフルーツスムージーなど南国ドリンクも豊富です。

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トラベルTIPS

旅の実用情報。

アクセスからお金、ネット、トイレまで。マレーシア旅行で押さえておきたい実務をまとめます。

ℹ アクセス・お金・通信のキホン

編集部から

「ペトロナスツインタワーが見たい」という妻のひと言で初めて訪れて以来、気づけば7回。安く豪遊でき、英語が通じ、時差はわずか1時間——肩肘張らずに楽しめるのに、世界遺産あり、大自然あり、多文化のごちゃまぜあり、と引き出しの多い国です。初めてならまずクアラルンプール、そこに世界遺産(ペナン・マラッカ)かリゾート(ランカウイ)を足すのが王道。子連れならジョホールバルのレゴランドも。在住者にはかないませんが、観光客目線でその面白さが少しでも伝われば幸いです。

安く、豪遊できて、ちょっと不思議。
それがマレーシアです。

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