トーストボックス(Toast Box)― 南洋コピティアムの人気チェーン
- 料理
- カヤトースト+コピ/ラクサ等のローカルフードも
- 価格帯
- カヤトースト+コーヒー+温泉卵のセット$5.7($=SGD・2019取材時)
- 創業
- 2005年・BreadTalk Group(南洋コピティアム業態)
- 店舗
- モール・街なかに多数(マレーシア・タイにも展開)
- タイプ
- カヤトーストの人気チェーン(新鋭)
- ベスト
- どこも混みがち。ピークを外すと快適

ヤ・クンと並ぶカヤトーストの人気店、トーストボックス(土司工坊)。甘いカヤトーストとコピ(南洋コーヒー)はもちろん、ラクサなどのローカルフードも食べられ、お土産用のコーヒーやカヤも揃います。明るく入りやすく、観光中の休憩にもぴったりです。
2005年発の、新鋭。
老舗ヤ・クンに対して、トーストボックスは“新しい顔”。実は、あのパンチェーンの兄弟ブランドです。
ブレッドトークが生んだ“南洋カフェ”
トーストボックスは2005年、シンガポールのパン大手BreadTalk Group(創業者ジョージ・クエック)が立ち上げたチェーンです。スタートは、チャイナタウンのごく普通のコピティアム(伝統的喫茶店)の一角。1944年創業のヤ・クンに比べれば、ぐっと“新鋭”です。
店名の「Toast Box(土司工坊)」は、かつてシンガポールの家庭でパンを保管した木製のブレッドボックスにちなんだもの。コンセプトは、1960〜70年代の南洋(Nanyang)コーヒー&トースト文化の再現です。
新鋭ながら勢いはすさまじく、いまやシンガポール中で見かけるうえ、マレーシアやタイにも展開。どこの店も混んでいて、すっかり定番の地位を築いています。
新鋭“土司工坊”の、二面看板The Storefront
モールの角などでよく見かける、「TOAST BOX 土司工坊」の二面看板。白を基調にした明るい店構えで、観光客でも入りやすいのが魅力です。ヤ・クンが“ローカルの朝の屋台”の延長なら、トーストボックスはきれいめのカフェ寄り。休憩がてら、気軽に立ち寄れる空気があります。

白基調の、明るい店内Inside
店内は白い内装に木の椅子が並ぶ、清潔で開放的な雰囲気。南洋コピティアムをモダンに再現した造りで、ひとりでも家族連れでも居心地よく過ごせます。先に注文・会計して席で待つスタイル。冷房の効いた店内は、常夏シンガポールの街歩きの合間の避難所としても優秀です。
モールに、必ずある。
トーストボックスの強みも、やはり遍在ぶり。ショッピングモールを歩いていれば、たいていどこかで看板に出会います。
便利どのモールにも、たいてい入っているEverywhere
街なかからモールのフードフロアまで、トーストボックスは本当にあちこちにあります。観光の動線上で見つけやすく、「ちょっと甘いものとコーヒーを」というときに重宝。店舗が多すぎるので、特定の店を目指すより“見かけたら入る”くらいの気軽さがちょうどいいです。最新の店舗は公式の店舗案内で確認を。

カウンターに並んで、注文The Counter
人気店だけあって、カウンターには客の列ができることもしばしば。ただ回転は速く、メニューも分かりやすいので、並んでもそれほど待ちません。トースト・飲み物・ローカルフードがひと通り頼めるので、軽く済ませたい人も、しっかり食べたい人も同じ店で完結できるのが便利です。
- どこも混みがち。食事のピークを外すと席を取りやすい。
- 店舗が非常に多い。特定の店を探すより“見かけたら入る”が楽。
- 冷房の効いた店内は、街歩きの休憩にもうってつけ。
トーストも、ラクサも。
トーストボックスの楽しみは、甘いカヤトーストだけではありません。ラクサなどのローカルフードまで食べられるのが、ヤ・クンとの大きな違いです。
名物カヤと厚切りバターの、断面Kaya Toast
縞状に焼いた薄切りトーストに、甘いカヤジャムと分厚いバター。断面を見れば、その背徳っぷりがよく分かります。カヤトースト+コーヒー+温泉卵のセットで$5.7と、ヤ・クンより気持ち高めですが大きな差はありません。どちらもおいしいので雰囲気で選んでOK。食べ比べて好みのカヤトーストを見つけるのも楽しいです。

ラクサも、食べられるLaksa
トーストボックスでは、ラクサ(ココナッツの効いたスパイシーな麺)などのローカルフードも食べられます。海老や半熟卵がのった一杯は、甘いトーストとはまた別の満足感。甘いものが続いて飽きたときや、しっかりお昼を食べたいときの選択肢として頼れます。トーストとラクサ、両方いけるのがこの店の懐の深さです。


左:ラクサ・ケーキ・コーヒーのランチセット。右:泡立つコピ(南洋コーヒー)。甘いもセットも一軒で完結。
🧾 編集部が頼んだもの(2019取材時・$=SGD)
価格は変動します。最新は店頭表示を確認ください。
土産お土産は、コピとカヤSouvenir
店頭の物販棚には、KOPI/KOPI-Oのコーヒーパックやハイナニーズ・カヤの瓶が並びます。あの南洋コーヒーの味を家でも、という人にぴったり。軽くて日持ちもするので、ばらまき土産にも自分用にも。トーストとコピを“家で再現セット”にして持ち帰れるのが、チェーンならではの便利さです。
ヤ・クンと、食べ比べて。
老舗ヤ・クンに対する“新鋭”。味は甲乙つけがたく、雰囲気や立地、メニューの幅で選ぶのが正解です。両方はしごして、好みを見つけてみてください。
- トーストもラクサも食べられる懐の深さ
- 明るく清潔で観光中の休憩にも入りやすい
- コピやカヤはお土産にもぴったり
- セットはヤ・クンより少し高め(味の差は小さい)
- 人気でどこも混みがち。ピークは席探しに苦労も
- 甘さは健在。無糖にしたいならKopi-O kosong(コソン)と頼めばよく、セットでも差額で変えてくれることが多い
✎ 行ってみての感想
ヤ・クンが“ローカルの朝の屋台”の延長なら、トーストボックスはきれいめの南洋カフェ。冷房の効いた明るい店内で、甘いカヤトーストとコピ、ときにラクサ――観光の合間にふらっと寄れる安心感が魅力です。
カヤトーストの味そのものは、正直ヤ・クンと甲乙つけがたい。だからこそ、両方はしごして食べ比べるのが一番楽しい。好みのカヤトーストを見つける小さな旅も、シンガポールならではの愉しみです。
ヤ・クンと食べ比べるのも楽しい。
好みのカヤトーストを見つけて♪

