泊まるという贅沢。
宿泊ブログ:フォーポイント バイ シェラトン クアラルンプール チャイナタウン ― 屋台街プタリン通りのそば、ムルデカ118を望む新ホテル
- 系列
- Marriott(フォーポイント バイ シェラトン)/2022年12月グランドオープンの新しいホテル
- エリア
- クアラルンプールのチャイナタウン。屋台街プタリン通り(Jalan Petaling)のすぐそば
- 規模
- 20階建て・約318室。今回はキングルーム(高層階)に宿泊
- 施設
- ルーフトッププール・フィットネスジム・館内レストラン(Quan's Kitchen ほか)
- 眺望
- 客室・プールからムルデカ118(Merdeka 118)やKLタワーを望むシティビュー
- 価格帯
- シェラトン系列としては手の届く価格感(時期・サイトで変動・要公式確認)

クアラルンプールの下町情緒あふれるチャイナタウン。屋台と雑貨でにぎわうプタリン通り(Jalan Petaling)のすぐそばに、2022年12月にオープンしたばかりの新しいホテルが「フォーポイント バイ シェラトン クアラルンプール チャイナタウン」です。焼レンガの壁・水彩の壁画・赤い提灯と、チャイナタウンの記憶をデザインに織り込んだマリオット系列ホテル。屋上にはムルデカ118を望むルーフトッププールもあり、下町の真ん中で“映える”一泊が楽しめました。
立地は、チャイナタウンのど真ん中。
屋台と問屋がひしめくプタリン通りはすぐそば。焼レンガをまとったタワーの足元には、館内レストランの看板が並びます。下町の喧騒に泊まれる、立地のいいホテルです。
チャイナタウンチャイナタウンのフォーポイントENTRANCE SIGN
入口の看板には「FOUR POINTS BY SHERATON Kuala Lumpur Chinatown」の文字。下にはオールデイダイニングQuan's Kitchen(クアンズ・キッチン)、プラナカン菓子のLady Yi's Tea House、バーJANNと、館内の飲食店ロゴが並びます。緑×白の落ち着いた佇まいです。
レンガ調の外観焼レンガをまとったタワーEXTERIOR
外観は、チャイナタウンの古いショップハウス(焼レンガの長屋)を思わせる赤レンガ調の高層タワー。見上げると、すぐ隣に世界有数の高さを誇るムルデカ118がそびえています。新しいビルですが、街の記憶に溶け込むようなデザインです。
ロビーは、プタリン通りを再現。
一歩入ると、提灯と装飾がにぎやかなロビー。チャイナタウンの屋台街「プタリン通り」をモチーフにした大きな装飾が出迎えてくれます。大きな窓からはKLの街並みも見渡せ、下町に泊まる気分が高まります。
プタリン通りモチーフロビーの“プタリン通り”装飾JALAN PETALING
ロビーの真ん中にあるのが、屋根付きアーチの大型装飾。「JALAN PETALING/PETALING STREET(プタリン通り)」と掲げられ、赤い提灯がぶら下がります。取材は12月でクリスマスツリーも飾られていましたが、チャイナタウンらしい意匠が館内のいたるところに息づいています。
眺めのいいロビー大窓からシティビューを望むロビーLOBBY
ロビーは天井までの大きな窓に面していて、ソファに座るとKLの街並みが一望。壁には木製の格子パネルや東洋的なモチーフがあしらわれ、明るく開放的です。チェックインの待ち時間も、景色を眺めながらゆったり過ごせました。
吹き抜けの中庭アトリウム。焼レンガと木の格子が、下町の長屋の雰囲気を上品にまとめている。
客室は、水彩の壁画が主役。
キングルームに宿泊。いちばんの特徴は、ベッド脇の壁に大きく描かれたチャイナタウンの水彩画。新しいだけあって清潔で、ストライプのカーペットや焼レンガ風の意匠が温かい雰囲気を作っています。
キング・高層階落ち着いたキングルームKING ROOM
ベッドはゆったりしたキングサイズ。床はあたたかみのあるストライプのカーペットで、木調の家具とよく合います。新しいホテルなので隅々まで清潔で、夜は照明を落とすとしっとり落ち着いた雰囲気に。下町の喧騒のそばとは思えない静けさでした。
部屋ごとに違う絵柄壁いっぱいの水彩ウォールアートWALL ART
このホテルの客室で必ず目を引くのが、壁に描かれたチャイナタウンのショップハウスを描いた水彩画。マレーシア人作家による壁画で、部屋ごとに絵柄が違うそう。明るい時間に見ると色合いがやさしく、窓の外の現代的なスカイラインとの対比が面白いお部屋です。
チャイナタウンの記憶“老街”を描いた一枚SHOPHOUSE
壁画をアップで見ると、古い商店と自転車に乗る人が描かれた、どこか懐かしい一枚。看板の漢字や軒先の干し物まで丁寧に描き込まれていて、チャイナタウンの「老街(昔の街)」の記憶をそのまま部屋に持ち込んだようです。ただの装飾ではない、土地の物語を感じる演出でした。


壁掛けテレビとワークデスク、ミニバーまわり。コンパクトながら使いやすくまとまっている。
The Revival Chinatown“チャイナタウンの復活”がコンセプトWELCOME BOX
客室に置かれたウェルカムボックスにも、ショップハウスの水彩イラストと「#TheRevivalChinatown」「#FourPointsChinatown」のタグ。チャイナタウンの再生をテーマに掲げた、地元への愛着が伝わるブランディング。細部まで世界観が一貫していて、泊まっていて気持ちのいいホテルでした。
眺めは、ムルデカ118のスカイライン。
高層階の客室なので、大きな窓からはKLの街並みが広がります。とりわけ目を引くのが、世界有数の高さを誇る超高層ビル「ムルデカ118」。下町チャイナタウンと最先端の摩天楼が同居する、KLらしい眺めです。
ムルデカ118ビュー窓いっぱいのシティビューCITY VIEW
窓際のアームチェアに腰かけると、目の前にムルデカ118を中心としたKLのスカイラインが広がります。眼下にはホテルのルーフトッププールも。新旧の街並みを一望でき、下町に泊まりながら大都会の景色も楽しめるのがこのホテルの贅沢なところです。
水回りは、コンパクトで機能的。
バスルームは石材タイルで落ち着いた色合い。ガラス張りのシャワーとバスタブがまとまり、フォーポイントらしい使いやすさです。最新の設備で清潔感は十分でした。
シャワー+バスタブ石材タイルのバスルームBATHROOM
バスルームはベージュ系の石材タイルでまとめられ、落ち着いた雰囲気。ガラス張りのシャワーブースとバスタブ、四角いベッセル型の洗面ボウルがコンパクトに収まっています。広々というよりは機能的なまとまりで、新しいだけあって清潔感は申し分ありません。


洗面まわりとアメニティ。ACTIVシリーズのバスアメニティが備え付けられている。
屋上プールから、4つのタワーを。
このホテルの目玉が、ルーフトッププール。水面の先にムルデカ118やKLタワーがそびえ、街を見下ろしながら泳げます。曇り空でも開放感は抜群。ジムも併設され、滞在のリフレッシュに最適です。
4タワービュームルデカ118を望むルーフトッププールROOFTOP POOL
屋上のプールは、なんといっても眺めが主役。水面の向こうにムルデカ118とKLタワーがそびえ、KL・KLCC・TRXまで含めた街のタワー群を一望できます。広大ではありませんが、街を見下ろしながら泳ぐ爽快感は格別。夕方の時間帯がとくにおすすめです。
くつろぎデッキ卵型チェアの並ぶプールデッキPOOL DECK
プールサイドには卵型のラウンジチェアとサンベッドが並び、焼レンガの柱がアクセント。デッキからもKLの街並みが見渡せます。泳がずにここでのんびり街を眺めるだけでも気持ちよく、下町散策の合間のクールダウンにぴったりの空間でした。
シティビューのジム眺めのいいフィットネスジムGYM
ジムも天井までの大きな窓に面していて、トレッドミルからKLの街を眺めながら運動できます。壁には伝統衣装をまとった人物の絵が飾られ、ここでもチャイナタウンらしさが効いています。旅先でも体を動かしたい人にうれしい設備です。
- 屋台街プタリン通りのそばでチャイナタウン散策の拠点に最適
- 客室の水彩ウォールアートなど世界観が一貫していて楽しい
- ムルデカ118を望むルーフトッププールと眺めのいいジム
- 2022年開業で新しく、清潔感が高い
- 下町立地ゆえ周辺はにぎやかで雑然とした雰囲気
- 客室・水回りは広々というより機能的なサイズ感
- 最寄り駅から歩くため、夜の移動や荷物が多い日は配車アプリ推奨
- マリオット(Bonvoy)会員なら特典を受けられる。未登録なら予約前に登録を
- プタリン通り・関帝廟・スリ・マハ・マリアマン寺院など下町の見どころが徒歩圏。散策の拠点に最適
- 夜の到着や荷物が多い日はGrab(配車アプリ)が安心。チャイナタウンは道が入り組む
- ルーフトッププールは眺めが主役。ムルデカ118が映える夕方〜日没前が狙い目
- 料金・朝食ビュッフェの時間は変動あり。最新は公式・予約サイトで要確認
泊まってみての感想
クアラルンプールのチャイナタウンといえば、屋台と問屋がひしめくプタリン通りに代表される下町。正直なところ「泊まる」より「歩く」エリアという印象でしたが、その真ん中に2022年、こんなにおしゃれなホテルができていて驚きました。焼レンガの外観も、ロビーのプタリン通り装飾も、客室の水彩ウォールアートも、すべてがチャイナタウンへのオマージュ。「The Revival Chinatown(チャイナタウンの再生)」というコンセプトが、細部まで一貫しているのが気持ちよかったです。
客室や水回りは“広々”というより機能的なまとまりで、そこは価格相応。ただ新しいだけあって清潔感は申し分なく、なにより窓いっぱいに広がるムルデカ118のスカイラインと、屋上プールから望む街のタワー群が記憶に残ります。下町の喧騒のそばで、最先端の摩天楼を眺めながら泳ぐ——という新旧同居の体験は、ここならでは。チャイナタウンを拠点にKLを歩きたい人に、自信を持っておすすめできる一軒でした。皆さんの旅の参考になれば幸いです。
下町の真ん中で、
水彩の壁画とスカイラインに包まれる一泊を♪
クアラルンプールを、もっと。



