ペナン / グルメ
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Spice Market Café
リゾートの夜は、
ビュッフェで。
取材・写真 編集部シャングリラ ラササヤン リゾート
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スパイスマーケットカフェで食べてみた ― ペナン・シャングリラ ラササヤンのシーフードビュッフェ

タイプ
インターナショナル+アジア料理のビュッフェ(リゾート内レストラン)
特徴
ライブ調理のシーフードを軸に、日本・マレー・北インド・洋食まで網羅。ペナンらしい多文化ごちゃ混ぜの品揃え
場所
シャングリラ ラササヤン リゾート内(ガーデンウィング・ロビー階)。バトゥ・フェリンギ・ビーチ沿い。宿泊者でなくても予約すれば利用可
料金感
ディナービュッフェは曜日テーマ制でおおむね一人190〜230リンギット(約7,600〜9,200円)前後(公式・nett/曜日と時期で変動・要公式確認)
営業時間
朝食 7:00〜10:30/終日メニュー 11:00〜22:00/ビュッフェディナーは木〜日 18:00〜22:00(最新は公式で要確認)
ドレスコード
カジュアル(リゾートなので気軽に)
店内の料理台を一周。シーフード → 冷製・刺身 → 温菜 → ライブ調理 → デザート、の順で攻めると効率的。
店内の料理台を一周。シーフード → 冷製・刺身 → 温菜 → ライブ調理 → デザート、の順で攻めると効率的。

ペナン・バトゥフェリンギの老舗リゾートシャングリラ ラササヤンに泊まったなら、夜の選択肢に挙がるのが館内のビュッフェレストラン「スパイスマーケットカフェ」。名前のとおりスパイス=多文化の市場がコンセプトで、ペナンらしく日本・マレー・インド・洋食がひとつの会場にごちゃ混ぜに並びます。主役はライブ調理のシーフードとロースト。リゾート内なので価格はそれなり(曜日テーマ制)ですが、外に出ずにあれこれ少しずつ食べられる安心感は、滞在型のビーチリゾートだからこその贅沢でした。2019年の訪問時の記録として、実際に並んでいた料理を写真でご紹介します。

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まずは、会場の雰囲気。

リゾートのメインダイニングらしく、会場はかなりの広さ。中央に大きな料理の島があり、その周りをぐるりとダイニングテーブルが囲みます。照明は落とし気味で、ビーチリゾートの夜にふさわしい落ち着いた空気でした。

中央の料理島を囲む広い会場全景

中央の料理島を囲む広い会場The Hall

入ってまず目に入るのが、会場中央にどんと据えられた料理の島。フルーツの山やサラダ、刺身台がここに集まり、その周囲を木目調のテーブルがぐるりと取り囲みます。天井は高く照明は控えめで、リゾートのメインダイニングらしい落ち着き。料理台が一カ所にまとまっているので、皿を持って一周すれば全体像がつかめる回りやすさでした。

日本食コーナーとライブキッチン

日本食コーナーとライブキッチンOpen Kitchen

奥に進むと、緑色の冷蔵ケースを備えた寿司・刺身カウンターや、ずらりと並ぶライブキッチンが現れます。だるまの置物がちょこんと載っているのがご愛嬌。ガラス越しに調理場が見え、その場で焼く・握るライブ感が会場のあちこちにあります。インターナショナルビュッフェとはいえ、日本食の比重がそれなりに大きいのがアジアのリゾートらしいところです。

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シーフードと、冷たい前菜。

この店のディナービュッフェの目玉は、やはりシーフード。氷の上に茹でたエビや貝が山と盛られ、刺身やコールドカットも充実しています。まずは冷たいコーナーから攻めるのが、ビュッフェの定石です。

氷の上のドリンクコーナーまず一杯

氷の上のドリンクコーナーCordials

料理の前に、まずはドリンク。氷を敷いた台に色とりどりのジュースのピッチャーが並びます。札には『Orange Cordial』『Nutmeg』の文字。ナツメグのジュースペナンの名物ドリンクで、こうしてビュッフェにさらりと並ぶあたりが土地柄。甘酸っぱくて、スパイシーな料理の合間によく合います。

彩り豊かなサラダコーナー

彩り豊かなサラダコーナーSalad Bar

丸いカウンターに、ガーデンサラダやパスタサラダなど、色とりどりの前菜が大皿で並びます。野菜やドレッシングを自分で組み合わせるスタイルではなく、あらかじめ和えられたサラダがいくつも用意されるタイプ。重い料理の前に、まずここで軽く野菜を取っておくと胃が楽です。

刺身とコールドカットの冷製台冷製

刺身とコールドカットの冷製台Cold Cuts & Sashimi

氷を敷いた黒い台に、サーモンの刺身(とマリネ)が長皿で供されます。奥にはパストラミ風のコールドカットとクラッカーが並び、金柑やパセリで彩りが添えられていました。トングと取り皿が用意され、見た目にも涼やかなコーナー。リゾートビュッフェらしい、ちょっとした華やかさがあります。

茹でエビと貝のシーフード山盛り名物

茹でエビと貝のシーフード山盛りBoiled Seafood

シーフードビュッフェの主役格がこれ。木の樽に山と盛られた茹でエビと、横にはムール貝がどっさり。手前には数種のディップソースが並び、好みのタレで食べ比べられます。冷たくぷりっとしたエビを、カクテルソースで何尾でも——というのがこの店の鉄板の楽しみ方でした。

氷上に並ぶ生のシーフード

氷上に並ぶ生のシーフードOn Ice

刺身台の近くには、氷の上に生の魚をそのまま並べた台もありました。マグロのサクらしき赤身の切り身などが氷に埋まり、奥ではスタッフが調理中。どこまでが刺身用でどこからが調理用かは札を確認する必要がありますが、素材を見せる演出そのものがごちそうに見えます。

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温かい料理と、ライブ調理。

冷たいコーナーをひと回りしたら、次は温菜とライブキッチンへ。保温器に並ぶ煮込みから、その場で焼き上げるロブスター、切り分けるローストビーフまで。ここがこのビュッフェの一番の見せ場です。

保温器に並ぶ温菜コーナー

保温器に並ぶ温菜コーナーHot Dishes

銀色のシャッフィングディッシュ(保温器)がずらりと並ぶ温菜コーナー。スパイスの効いた肉の煮込みと、とろりとしたクリーム系のソース料理などが湯気を立てています。札の料理名まではっきりとは読み取れませんでしたが、カレーや煮込みなどアジア寄りの温菜がこのあたりに集約。白いごはんと合わせたくなる顔ぶれでした。

焼きロブスターと焼き牡蠣ライブ

焼きロブスターと焼き牡蠣Baked Seafood

炒め麺を敷いた大皿に、香ばしく焼いたシーフードが山盛り。札にははっきり『Baked Lobster with Chili Remoulade(チリ・レムラードの焼きロブスター)』『Baked Oyster with Tomato and Herb Crust(トマトとハーブをまとった焼き牡蠣)』の文字。冷製のエビとはまた違う、こんがり焼けた殻付きシーフードは満足感たっぷりでした。

切りたてのローストビーフ名物

切りたてのローストビーフCarving Station

ライブ調理の花形がこのカービングコーナー。スタッフが、スパイスをまとわせた大塊のローストビーフをその場で切り分けてくれます。札には『Roast Sirloin Of Beef』と、添える『Mushroom Sauce』の表示。コーンやベイクドポテト、ハーブの衣をまとった焼き料理も一緒に並び、洋食ビュッフェの王道がここに集まっていました。

目の前で焼き上げるライブキッチン

目の前で焼き上げるライブキッチンLive Kitchen

鉄板を備えたライブキッチンでは、黒いエプロンのスタッフが具材をその場で焼いてくれます。注文に応じて焼き立てを皿に取れるのがライブステーションの醍醐味。会場にこうした調理の実演があちこちにあるので、ただ皿を取って回るだけでなく、見て回る楽しさもありました。

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そして、デザート。

ひと通り食べたら、最後はやっぱり甘いもの。ガラスのショーケースには小さなケーキやタルトが宝石のように並び、トッピングバーまで用意されていました。リゾートのビュッフェだけあって、デザートも手抜きなしです。

宝石のようなデザートケース締め

宝石のようなデザートケースDessert Showcase

ガラスケースの中に、一口サイズのケーキやタルトがずらり。札には『Chocolate Brownies(Nut)』『Passion Fruit Mousse Cake』『Bundt Cake』などの表示が並びます。苺をちょこんと載せたブラウニーや、黄色いパッションフルーツのムースが映え、どれも小ぶりなので少しずつ全種類いけるのが嬉しいところでした。

自分で仕上げるトッピングバー

自分で仕上げるトッピングバーTopping Bar

ケースの隣には、丸い鉢にソースやジャム、ナッツ、カラフルなスプレーを並べたトッピングバーも。アイスクリームやデザートに自分でかけて仕上げるスタイルで、子どもにも人気のコーナー。最後は好きなだけ甘く盛って、ビュッフェを締めくくれます。

◎ よかったところ
  • ライブ調理のシーフードとローストが主役で見ごたえ・食べごたえあり
  • 日本・マレー・インド・洋食まで一会場で食べ歩ける
  • リゾート内なので外に出ず、夕食に困らない
  • デザートとトッピングバーまで充実
△ いまいち・注意点
  • リゾート価格で一人2万円近くになる日も(曜日テーマで変動)
  • 品揃えは日替わり・時期替わり(来た日と違うことがある)
  • 朝食会場(屋外側)は鳩が来ることがある(後述)
  • 人気店なので週末は予約推奨
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ひとつだけ、正直な注意点。

楽しかったビュッフェですが、ひとつだけ正直にお伝えしておきたいことが。それは食事の中身ではなく、開放的な会場ならではの「招かれざる客」のお話です。

朝食会場に来る鳩のこと正直な注意

朝食会場に来る鳩のことThe Pigeons

翌朝、屋外に開けた朝食会場のテーブルに、鳩が群れでやってきました。食べ残しの皿の上を平然と歩く姿に、思わず苦笑い。ビーチリゾートで会場が外気に開いている造りなので、こればかりは仕方のないところ。料理そのものは悪くないだけに、席を立つときは皿を放置しないのが賢明です。ディナーは屋内側だったので気になりませんでしたが、開放的な朝食は少し席を選ぶと落ち着けます。

💡 行く前に知っておきたいコツ
編集部の評価(5段階)
料理の多彩さ ★★★★★ 日・マレー・印・洋を一会場で
シーフード力 ★★★★ ライブの焼き+山盛りの茹で
雰囲気 ★★★★ リゾートらしい落ち着き
コスパ ★★★★★ リゾート価格・曜日で変動

食べてみての感想

正直に言うと、リゾート内のビュッフェと聞いて「無難な国際料理が並ぶだけかな」と少し身構えていました。ところが行ってみると、これが思いのほか土地の顔をしている。ナツメグジュースがさらりと並び、温菜にはスパイスの効いた煮込み、寿司カウンターの隣で焼きロブスターを切り分ける——日本・マレー・インド・洋食が一会場でごちゃ混ぜになる感じが、まさに多文化の街ペナンらしくて楽しかったです。なにより、外に出ずにあれこれ少しずつ食べられるのは、一日ビーチで遊んだあとの体には実にありがたい。

料金はリゾート価格でそれなりにしますし、品揃えも日替わりなので「この料理が必ずある」とは言い切れません。それでも、ライブ調理のシーフードとローストビーフを主役に、最後はデザートを少しずつ——という王道のビュッフェ体験は十分に満足度が高いものでした。唯一の難点は翌朝の鳩くらい(笑)。滞在の一夜を、外に出ずゆったり食べて締めたいという人には、素直におすすめできる一軒です。曜日でテーマと料金が変わるので、狙いがあれば曜日を選んで予約していくのが正解。皆さんの旅のお役に立てれば幸いです。

シーフードも、ローストも、デザートも。
リゾートの夜は、ビュッフェでまったりと♪

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