シンガポール
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Family Trip
子連れで3回、
行ってみました。
取材・写真 編集部対象 1歳〜未就学〜

シンガポールに子連れで3回行ってみた ― おすすめ観光地・モデルコース・注意点

「シンガポールは子連れにおすすめ」とよく言われます。実際どうなのか——1歳と3歳を連れて3回訪れた経験から、本音でまとめました。マリーナベイ・セントーサ・動物園といった定番から、隣国マレーシアのレゴランドまで。子連れで楽しむコツと注意点、4泊5日のモデルコース、ホテル選びまでご案内します。

子連れシンガポールの全体像。移動の楽さ・定番スポット・足の延ばし方。
子連れシンガポールの全体像。移動の楽さ・定番スポット・足の延ばし方。
子連れシンガポール DATA
通貨/言語
シンガポールドル(S$)/英語が基本(一部中国語)
時差
日本より1時間遅いだけ。時差ボケなし=子連れに最適
フライト
成田から片道約7時間(往路は夕方便だと機内で就寝しやすい)
ベストシーズン
赤道直下の常夏。通年OK(スコールに注意)
移動手段
近場はMRT、遠目はタクシーが激安(市内→動物園/セントーサで$25前後)
年齢の目安
低年齢は動物園・水族館中心/92cm超でユニバーサルも
日数の目安
成田便は初日・最終日が移動日。4泊5日で観光は実質3日
1

子連れで、どうだった?

まずは3回行ってみての率直な総評。おすすめポイントと、ちょっといまいちなポイントを正直にまとめます。

子供向けスポットが豊富◎ 推し

子供向けスポットが豊富Pros

これだけ子供向けスポットが近い範囲に揃った海外はなかなかありません。ユニバーサル、巨大プール、水族館、動物園、ガーデンズ、キッザニア…全部回ろうとすると日数が足りないほど。隣国マレーシアのレゴランドまで足を延ばせる選択肢の広さも魅力です。

物価は工夫で抑えられる◎ 推し

物価は工夫で抑えられるPros

高いと言われがちですが、食事は工夫次第。ホーカーズなら天天海南鶏飯のチキンライスが中5ドル(約630円)、Ya Kun Kaya Toastのカヤトーストはコーヒー&温泉卵セットで4.8ドル(約600円)。レストランは高め、ホーカー/フードコートは安いを組み合わせれば費用はかなり抑えられます。

タクシーが圧倒的に安い◎ 推し

タクシーが圧倒的に安いPros

子連れ最大の難所は移動ですが、ここで救世主がタクシー。メーターの進みが日本の約8倍ゆっくりで、チャンギ空港マリーナベイ(約20km)で30ドル(約3,800円)前後。近場はMRT、遠目はタクシーと割り切れば親も楽ちんです。

英語圏&時差ほぼなしの安心感◎ 推し

英語圏&時差ほぼなしの安心感Pros

表示はほぼ英語(たまに中国語)で迷いにくく、文字が読めない国に比べ安心度が段違い。さらに時差はわずか1時間で時差ボケなし。到着時も帰国時も生活リズムが崩れにくいのは、子連れには本当にありがたいポイントです。

遠さ・リゾート不足は割り切り△ いまいち

遠さ・リゾート不足は割り切りCons

成田から片道約7時間はやはりネック(往路は夕方便で機内就寝、復路はタブレット活用が定番の乗り切り方)。世界遺産は植物園のみ、リゾートホテルもほぼ無く都市型。ビーチでのんびり派は、ランカウイなどマレーシアのリゾートとセットにするのが正解です。

2

マリーナベイ ― 王道を子連れで。

まずは観光の中心マリーナベイ。鉄板スポットを「子連れ目線」で。光のショーなど夜の見どころが多いエリアです。

マーライオン鉄板

マーライオンMarina Bay

一番シンガポールらしい場所。マリーナを一周するついでに立ち寄る感覚ですが、近くで見ると意外と大きく子供は喜びます。すぐ近くにアイス屋さんもあり、公園で休憩がてらのんびりするのがおすすめ。

アートサイエンスミュージアム雨でもOK

アートサイエンスミュージアムArtScience

チームラボの常設展がある屋内スポット。日本のチームラボ展と似た展示もあるので要注意ですが、シンガポール限定展示もあり、日本より空いています。マリーナベイサンズの「デジタルライトキャンバス」チケット付き。 ▶ 詳しく見る

マリーナベイサンズ夜のショー

マリーナベイサンズMarina Bay Sands

展望台は大人23ドル(約2,900円)・子供17ドル(約2,100円)。床のプロジェクションマッピングで遊ぶ「デジタルライトキャンバス」(1人5ドル(約630円))は子供のガス抜きに最適。定番の夜のレーザーショー「スペクトラ」は無料で子供も大喜び、ただし時間が遅めなのが悩みどころ。

ガーデンズバイザベイ夜が推し

ガーデンズバイザベイGardens by the Bay

こちらも鉄板。夜のショー「ガーデン・ラプソディ」は子供が喜ぶので夜がおすすめですが、昼に上のスカイウェイを歩くのも楽しい。屋内植物園のフラワードームとクラウドフォレストも、仕掛けが多く子連れで楽しめます。 ▶ 詳しく見る

シンガポールフライヤー

シンガポールフライヤーSingapore Flyer

ただの観覧車ですが子供は喜びます。大人33ドル(約4,100円)・子供21ドル(約2,600円)、1周30分。平日のオープン直後が一番空いていて狙い目(日中なら15時頃が比較的すいています)。値段だけならマリーナベイサンズ展望台のほうが安い、というのは正直なところ。

サンテックシティ&マリーナスクエアガス抜き

サンテックシティ&マリーナスクエアSuntec City

どこにでもありそうなモールですが、サンズより身近な価格帯で実用的なショッピングができます。コイン式の遊具があちこちにあるのが子連れには嬉しいポイント(1ドル(約130円)コインで動くので用意を)。朝食スポットとしても便利です。

3

セントーサ島 ― 遊び倒すなら。

南の沖のリゾート島。ユニバーサル・水族館・キッザニア・巨大プールと、子供向けが一日で回りきれないほど集まっています。

ユニバーサルスタジオシンガポール92cm〜

ユニバーサルスタジオシンガポールUSS

身長制限がかなり厳格。92cm超でだいぶ乗れるようになり、102cm超でさらに広がります(ただし102cm級は激しい系が多め)。身長は厳密に測られるので、心配なら厚底靴の工夫を。並んだ後に子供がぐずると退場になることもあるので注意。 ▶ 詳しく見る

S.E.A. アクアリウム(水族館)低年齢◎

S.E.A. アクアリウム(水族館)Marine Life Park

大型水槽は美ら海と似ているという声も。南国の魚が圧倒的な数で展示され迫力満点で、低年齢児でも楽しめます。隣のウォーターワールド(巨大プール)と合わせて、暑い日の避暑にもぴったり。 ▶ プール・ビーチを見る

キッザニアシンガポール英語

キッザニアシンガポールKidZania

英語版キッザニア。ある程度大きいお子様向けで、すべて英語ですが雰囲気でなんとかなる場面も多め。英語にくじけないお子様なら、いい経験になります。

ウォーターパーク/Vivoシティ

ウォーターパーク/VivoシティSentosa

巨大プールのウォーターパークは、とにかく暑いシンガポールでは魅力的(リゾートとセットで行く場合はスキップも)。島の玄関口Vivoシティは大型モールで身近な価格の店が多く、無料の子供向け遊具エリアもガス抜きに便利です。 ▶ セントーサまとめへ

4

シンガポール動物園 ― 半日仕事。

市内から少し離れますが、子連れの大本命。広大で自然に近い展示が魅力です。タクシーでも市内から25ドル(約3,100円)前後で行けます。

3つのパークから選ぶどれも半日

3つのパークから選ぶSingapore Zoo

普通の動物園「シンガポールズー」/川の生態系を見る「リバーワンダーズ(旧リバーサファリ)」/夜の「ナイトサファリ」の3種類。どれか一つで半日かかります。リバーワンダーズの目玉アマゾンリバークエストは106cm身長制限が厳格、ナイトサファリは19:30〜で小さい子はおねむになりがちなので要注意。記念写真は有料で1枚28ドル(約3,500円)とお高め。 ▶ 詳しく見る

5

チャイナタウン ― 大人も一か所は。

定番スポットばかりだと無国籍になりがち。シンガポールらしい街を一か所、という時のおすすめがここ。ただし子連れには少し骨が折れます。

グルメとお土産の街午前が吉

グルメとお土産の街Chinatown

ごはんがおいしく、お土産屋も豊富なのが推しの理由。ただピークは横浜中華街級の人混みで、ベビーカー連れには正直大変。お店も空いている午前中に訪れるのがおすすめです。佛牙寺やスリ・マリアマン寺院はさらっと見るくらいでも雰囲気は十分。 ▶ 歩き方を読む

6

足を延ばすなら ― 隣国マレーシアへ。

日程に余裕があれば、国際タクシーで1時間半の隣国マレーシアへ。子連れに刺さるスポットがまだあります。

レゴランド・マレーシア・リゾート空いてる

レゴランド・マレーシア・リゾートLEGOLAND

シンガポール客を当て込みマレーシアが開発したリゾート。国際タクシー乗り場から約1時間30分。料金はシンガポール価格で高めですが、その分マレーシアでは客が少なくかなり空いているのがメリット。日本の3倍近い敷地で遊び倒せて満足度は高い。距離に耐えられるならおすすめ。 ▶ 詳しく見る

ランカウイ島のビーチリゾート3日延ばせるなら

ランカウイ島のビーチリゾートLangkawi

都市型のシンガポールはリゾートが苦手分野。3日以上延ばせるなら、安価かつラグジュアリーなランカウイとのセットが断然おすすめ。プライベートビーチのリゾートで、子供をプールや海で遊ばせる優雅な時間が過ごせます。 ▶ ランカウイまとめへ

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どこに泊まる? ― 子連れホテル。

子連れではホテル選びも重要。子連れで安心できるレベルだと1泊1万円超は覚悟。タイプ別に推しを挙げます。

マンダリンオリエンタル一押し

マンダリンオリエンタルCity / 五つ星

シティホテルの一押し。やや高めですが、プールからマリーナベイサンズが一望でキッズプールも完備。部屋からもベイの景色が望め「来た!」感が抜群です。 ▶ 宿泊記を読む

マリーナマンダリン

マリーナマンダリンCity / お手頃

マンダリンオリエンタルのお隣で、もう少しお手頃。大型できれいで部屋も広く、立地良好。日本人にも人気で、アクティブな観光の拠点に向いています(2020年に「パークロイヤル コレクション マリーナベイ」へ改称・営業中。宿泊記はマリーナマンダリン時代の記録)。 ▶ 宿泊記を読む

シャングリラ・ラサ・セントーサプライベートビーチ

シャングリラ・ラサ・セントーサResort

シンガポール唯一のプライベートビーチ付きリゾート。広々プールに子供向けプールも完備で、都市国家とは思えないリゾート体験ができます。お値段はしますが筆頭格。 ▶ 宿泊記を読む

ハードロックホテル

ハードロックホテルResort / お手頃

シャングリラより予算を抑えるならこちら。子供用プールに人工ビーチまで完備でお子様も大満足。出てすぐにユニバーサルと水族館があり、セントーサで遊び倒すなら立地最高です(※2024年休業→2025年マリオット系「The Laurus, a Luxury Collection」へ改称し価格上昇。宿泊記は当時の記録)。 ▶ 宿泊記を読む

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8

4泊5日 モデルコース。

低年齢児を想定した、初めての子連れ4泊5日プラン。動物園・水族館中心の安全運転コースです(年齢が上ならユニバーサルやウォーターパークに差し替えても)。

1日目:移動日

1日目:移動日Day 1

成田を夕方便(例:デルタDL169・17:10発)で出発し、ごはん→3時間ほどで機内就寝の流れ。チャンギ着は深夜23:45、タクシーでホテル直行(30ドル(約3,800円))。往路は丸ごと移動日と割り切ります。

2日目:マリーナベイ

2日目:マリーナベイDay 2

午前はマーライオン→サンズ→デジタルライトキャンバス。昼にいったんホテルでお昼寝タイムを挟むのが子連れの鉄則。夕方からクラウドフォレスト→ガーデンズの夜のショーへ。

3日目:動物園&チャイナタウン

3日目:動物園&チャイナタウンDay 3

午前からシンガポール動物園(市内からタクシー25ドル(約3,100円))でたっぷり半日。夕方チャイナタウンへ移動し、バクテーの夕食&お土産。佛牙寺やスリ・マリアマン寺院はさらっと。

4日目:水族館&ショッピング

4日目:水族館&ショッピングDay 4

セントーサのS.E.A.アクアリウムで午前を過ごし、マレーシアンフードストリートで昼食。午後はチャンギ近くのホテルへ移動し、Changi City Pointでのんびりショッピング。

5日目:帰国日

5日目:帰国日Day 5

早朝便(デルタは6時前発)で帰国。チャンギ空港自体が遊び場で、無料のプレイグラウンドが充実。出発前のひと遊びにも困りません。復路はタブレットやシールで5時間を乗り切ります。

想定予算(大人2+子供1・4泊5日/個人手配)
航空券
NRT–SIN 往復 122,530円
空港アクセス
京成スカイライナー往復 9,880円
現地ホテル
75,000円(子連れだと1泊1万円超は覚悟)
現地交通
タクシー 140ドル(約17,500円)+電車 6.84ドル(約860円)
食費/観光
食費 195ドル(約24,400円)+観光料金 270ドル(約33,800円)
総額の目安
約256,000円(閑散期の相場。繁忙期はやや上振れ)
⚠ 子連れで行くなら、ここに注意

✎ 編集部から

3回行って、正直に言ってよかったし、また行きたいと思えます。何より子供が喜ぶスポットが多く、大人も一緒に楽しめるのがシンガポールの強み。時差ボケなし・タクシー激安・英語で安心と、子連れのハードルがとにかく低いんです。

片道7時間はネックですが、それを差し引いても「子供が喜んでくれる海外」として真っ先に挙げたい行き先。まずはマリーナベイ+動物園+セントーサの王道から、お子様の年齢に合わせて組み立ててみてください。

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