欲ばれる一軒。
ウェスティン・ランカウイ宿泊記 ― 繁華街も近い手の届くリゾート
- 立地・エリア
- ランカウイ島南東部・クアタウン近郊(イーグルスクエアまで約1km、クアタウン中心部まで約3km)
- タイプ
- プライベートビーチ付きリゾート+市街地アクセスの両立(1995年開業/2006年ウェスティンにリブランド)
- 価格帯
- 閑散期でスーペリア 810リンギット前後〜(約32,400円〜)。繁忙期は2〜3割増。基本朝食付き(※価格は変動。参考程度に)
- 部屋タイプ
- メイン宿泊棟(スーペリア38㎡〜・各種オーシャンビュー)とヴィラ(96㎡〜)の2系統。今回はプレミアムルーム ガーデンビューに宿泊
- プール・施設
- プール3つ(メイン/サブ/キッズ)+プライベートビーチ。ジム・屋内ビーチバレー・テニス・フットサル・キッズルーム・公園遊具
- 朝食
- メインレストラン「Seasonal Tastes」でビュッフェ。パン・サラダ・ライブキッチン・ロティチャナイ・キッズコーナーまで種類豊富
- 最寄り・アクセス
- クアタウンまでGrabで数分・6リンギット(約240円)程度。マングローブクルーズ乗り場まで約15km/20分。パンタイチェナンは約20km/30分と遠め

ランカウイには有名リゾートが数多くありますが、クアタウンに近い利便性と広大なリゾートの両方を兼ね備えたホテルはここくらい。しかも比較的手が届きやすいお値段です。プライベートビーチと市街地アクセスを両立しているのはウェスティンとお隣セントレジスだけで、セントレジスはぐっと値段帯が上がるため、利便性とリゾートを両立して選ぶ人が多い一軒。ランカウイが初めての方にまず勧めたい、安定感のあるリゾートです。
立地 ― 街に近い、というリゾート。
ランカウイ島の南東部、クアタウンにほど近い場所。イーグルスクエアまで約1km、クアタウン中心部まで約3kmと、観光上とても便利な立地です。これだけ繁華街に近いプライベートビーチのリゾートは、こことセントレジスくらい。
最大のメリットクアタウンが近いKuah Town
ふらっとGrabで街中まで出て数分・料金もせいぜい6リンギット(約240円)程度。イーグルスクエアくらいなら歩いて行けるレベルで、非常に近いです。観光客向けの店はそこまで多くないものの、ナイトマーケットやランカウイ最大のショッピングモール「ランカウイフェア」、有名なイーグルスクエアまですぐ。人気のマングローブリバークルーズ乗り場まで約15km/20分と、他のホテルより近いのも魅力です。

自然も意外と豊かNature
街に近いと自然が少ないかと思いきや、町を少し外れた立地のため自然は比較的多い。さすがにダタイやアンダマンのような島の最奥部ほどではないものの、普通に猿が出るほど。食べ物を取られないよう注意が必要なくらいで、街も自然も両方おいしくいただけるのがここの強みです。
注意パンタイチェナンは遠いPantai Cenang
一方で注意したいのが、観光客向けの店が集まるパンタイチェナンは遠いこと。目安で約20km/30分かかります。メインロード沿いの小さな店を目当てにするなら要注意。ただ個人的には、クアタウンに行っておけば無理してパンタイチェナンへ行かなくてもいいかな、とも思います。
選ぶポイント ― 弱点がない、という強み。
そもそも市街地に近いリゾートは限られます。クアタウンならウェスティンとセントレジス、パンタイチェナンならカーサデルマールなど。このうちプライベートビーチを持つのはウェスティンとセントレジスだけで、価格を考えるとウェスティンが選ばれやすい一軒です。
- クアタウンに近い。Grabで数分・RM6程度で街へ出られる
- プライベートビーチ+市街地を両立する数少ないリゾート
- 施設が豊富(プール3つ・各種スポーツ施設・キッズ施設)
- 街に近いのに自然も豊か。猿が出るほど
- ランクのわりに価格が手が届きやすい・朝食付き
- 強い個性・大きなアピールポイントは無い(無難にまとまっている分、突出した点が少ない)
- パンタイチェナンは遠い(約20km/30分)。観光客向けの店はそちらがメイン
- ビーチの透明度はそこまで高くない
ロビー ― 光の入る、明るい玄関。
まずはロビーから。光が差し込む明るくモダンな空間で、南国の楽しいリゾートといった雰囲気。広さもさすがで、のんびり過ごせます。
白い大屋根とコロニアル調の本館。ヤシと芝生の庭に囲まれ、ロビーに入る前から南国リゾートらしさが漂います。

WESTINのフロントFront Desk
チェックインはこちらのフロントで。明るく開放的なロビーの一角にあり、背面には繊細な模様の壁、横にはアーチ状の鳥かご風チェアも。スタッフの対応も気持ちよく、滞在の入りはとても気分のいいものでした。


光の入る明るいロビー。雰囲気はかなりモダンで、気軽に過ごせる南国リゾートらしさ。


いろんなタイプのソファーがあり、この広さはさすが。ゆとりがあるのでロビーでGrabを手配しながらゆっくりできます。
お気に入りアーチ背もたれの待合チェアLounge Chairs
個人的に印象深かったのが、このアーチ状の背もたれの待合チェア。THE WESTINロゴ入りで雰囲気があり、海を望む屋外スペースに置かれていてのんびり過ごすのに心地いいんです。ちょっとした待ち時間にも便利。

開放的なロビーラウンジLobby Lounge
ロビーの奥はそのままラウンジ・バーへ。石壁とむき出しの木造梁の開放的な空間で、ラタンのソファに腰かけてのんびりできます。海側に開けているので、人の少ない時間帯は特に落ち着きます。
客室 ― プレミアムルーム ガーデンビュー。
今回宿泊したのは「プレミアムルーム ガーデンビュー」。大きなベッドが2つ、窓際のソファー、広めのバスルームと、過不足なくまとまった居心地のいい部屋でした。

大きなベッド2つBedroom
まずはベッドから。大きいベッドが2つあるのは気持ちがいいです、本当に。ベッドからのんびりテレビを見ることもできます。
ベッドのアップ。貝殻モチーフのアートパネルを背に、白いリネンのツインが並びます。

窓際のソファーと眺めSofa & View
窓際にはソファーも。ガーデンビューですが落ち着いていて個人的にはアリです。子連れでプールやビーチに出ていて部屋にあまりいなかったせいもありますが、静かに過ごせます。


左:お外(ガーデンビュー)はこんな感じ。右:のんびりできるバルコニー。自然が豊か。

入口まわりEntrance
入口から見るとこんな感じ。ベッドサイドにはフリーの水や時計などがひととおりそろっています。


左:ベッドサイドのフリーウォーター・時計など。右:ワードローブも広々。
便利コンセント・USB・HDMIOutlets
一部はマレーシアタイプのコンセントですが、テレビ下に万国共通タイプ・USB・HDMIがそろっているので困りません。USBから充電でき、HDMIで手持ちの映像を流すのにも便利です。

ミニバー・冷蔵庫Minibar
ミニバーはこんな感じ。冷蔵庫にはコーラ等ジュースがRM9〜、タイガービールがRM11〜。グラスも備え付けられています。
冷蔵庫のラインナップ。タイガーやハイネケンの缶ビール、ペプシや7up、ミネラルウォーターまでひととおり。

軽食・お茶・コーヒーSnacks & Coffee
ちょっとした軽食(プリングルスRM11〜)に、お茶やコーヒーも用意されています。


左:軽食類。右:お茶・コーヒーのセット。

バスルームBathroom
バスルームはこんな感じで、右がバスタブ、左がシャワー。バスタブも結構広々としていて、アメニティもひととおりそろっています。


左:アメニティはひととおり完備。右:広々としたバスタブ。

ウェスティンオリジナルのアメニティAmenities
シャワーはまあ普通。アメニティはウェスティンオリジナルで、配置はちょっと謎でした…シャンプー×2にコンディショナーとボディーソープという構成。なぜシャンプーだけ2個なんでしょうね。


左:シャワー側。右:区切られたトイレ。トイレが独立しているのは珍しい気もします。
プール ― 3つ、全部いい。
ウェスティンのプールはメイン・サブ・キッズの3つ。ロビーから外に出た瞬間に広がるリゾート感は圧巻です。
夕暮れのインフィニティプール。水面に雲と島影が映り込み、桟橋の延びる入り江まで一続きに見えます。これがいちばんの絶景。
夜のメインプール。青くライトアップされた水面に客室棟の灯りが映え、広さもなかなか。美しいです。

サブプールSub Pool
こちらはサブプール。雰囲気がかなりあり、ややこじんまりとしていますが落ち着いていていいです。夜に散歩している人も多く、雰囲気がありますからね。
岩から水が噴き上がる人工の噴水。芝生越しに海も見え、南国らしい景色です。
子連れ◎キッズプールKids Pool
やや離れた場所にあるキッズプールは、思っていたより大きかったです。入り組んだ形に噴水が出ていて子供は大喜び。チェアーもあるので、遊ぶ子供を眺めながらのんびりするのもいいですね。


左:芝生越しに望む白い本館。右:お庭を散策するだけでも楽しい。南の島のリゾート!という景色。
ビーチ ― 静かで広い、プライベート。
繁華街に近いのに、これだけ広いプライベートビーチがあるのは大きな魅力。透明度はそこまで高くないものの、落ち着いた雰囲気でのんびり過ごせます。
静かで広い広々プライベートビーチPrivate Beach
ビーチは広々で、木陰にはデイベッドがずらっと並びます。繁華街に近いのにこれだけ静かなプライベートビーチがあるのはうれしいですね。訪問時はプールのほうが人気で、ビーチは本当に静か。子連れでのんびり遊ぶのに持って来いでした。
穏やかな入り江と緑の島影。透明度は高くないものの、落ち着いた雰囲気が良いビーチです。
ビーチからのサンセット。これがかなりきれいに見えます。
子供向け施設 ― ランカウイ随一。
ランカウイのリゾートの中で、ここが一番子供向け施設が豊富だと思います。屋外の遊具、靴を脱ぐタイプのキッズルーム、スタッフによるイベントまで、子連れには本当におすすめです。

屋外の遊具Playground
外に遊具があるリゾートってそんなにないんですよね。数は多くないですが、子供のちょっとした気分転換に助かります。
雨でも安心キッズルームKids Room
靴を脱ぐタイプのキッズルームもあります。普通にしっかりした作りで、小さい子ならこれで十分。雨が降ったときにもありがたい施設です。


左:お絵かき・塗り絵用の机スペース。右:乗り物も多数そろっています。

しっかりした屋内施設Indoor Play
室内はしっかりした作りで、小さい子だとこれくらいで本当に十分。雨の日も安心して遊ばせられます。
子供大喜び子供向けスタッフ・イベントKids Staff
施設には子供向けのスタッフがいて、バルーンを作ってくれたりタトゥーシールを貼ってくれたり。こういうのは本当に子供が喜ぶのでありがたいです。

イベント一覧Event Schedule
施設内にはイベントの一覧も掲示されています。これ+プールがあるので、子連れには本当におすすめです。
場外も◎イーグルスクエア隣の公園Eagle Square Park
ホテルのすぐ近く、イーグルスクエアのすぐ隣には大きめの遊具がたくさんある公園もあります。観光に出た際にも遊ぶ場所があるのは嬉しいところ。ただし日によっては相当暑いので、熱中症に注意。近くのショッピングモールや店でうまく休憩しながら遊ばせるのが大事です。
その他施設 ― まだある、という充実。
まだあるんです、ここ。キッズルームと同じ建物にジムや屋内ビーチバレー、屋外にはテニスやフットサルコートまで。ここまでそろっているリゾートはなかなかありません。

ジムGym
こちらはジム。結構本格的で種類も多め。給水だけでなくジュースまでついてくるので、ジュースだけもらいに来てもいいかもしれません。


左:マシンの種類は豊富。右:給水・ジュースのコーナーも完備。
珍しい屋内ビーチバレー施設Indoor Beach Volley
屋内にはなんとビーチバレー施設も。雨が降ったときなどに良さそうです。きちんと砂の入った本格的なもので、ここまでそろっているリゾートはそうない気がします。

床張りの屋内コートIndoor Court
こちらは床張りの屋内施設。室内スポーツもできるようになっていて、設備の充実ぶりに驚かされます。
無料で遊べるレンタサイクル・卓球台Bikes & Ping-Pong
レクリエーション棟にはWESTINロゴ入りの貸し自転車や卓球台もあります。壁一面のビーチの壁画もかわいい。敷地が広いので、自転車でぐるっと回ってみるのも楽しいですよ。


左:屋外のテニスコート。右:フットサルコートも。いろいろあるのは本当にすごい。
朝食 ― 開放的な会場で、種類豊富。
朝食はメインレストラン「Seasonal Tastes」のビュッフェ。晴れていればプールが見渡せる開放的な会場で、パンからライブキッチン、ロティチャナイ、キッズコーナーまでとにかく種類が豊富です。
開放感のあるレストラン。晴れていればプールが見渡せ、かなり開放的です(この日は雨気味で景色は残念…)。

パン・ペストリーが豊富Bread
パンの種類は豊富。外国でパンを見ると安心しますよね。クロワッサンやドーナツなどいろんな種類が並び、トースターも完備。フレッシュジュースコーナーには子供向けドリンクも。


左:フレッシュジュースコーナー(子供向けドリンクも)。右:サラダの種類も豊富。

温かい料理・ご飯ものHot Dishes
ヨーグルトや温かい系の料理、ご飯ものに焼きそば風のもの、ハム類まで。種類が豊富でありがたいです。


左:温かい料理のコーナー。右:ご飯もの・焼きそば風など。
うまいライブキッチン・ロティチャナイLive Kitchen
フルーツもひととおりそろい、もちろんライブキッチンも(卵料理など)。カレーとロティチャナイもあり、これがマレーシアの朝食の楽しみ。麺ものやキッズコーナーまであって、ありがたい限りです。


左:フルーツも一通り。右:ロティチャナイ・カレーのコーナー。朝食はこれが定番。
レストラン ― おすすめは海沿いの「Tide」。
館内には朝食会場の「Seasonal Tastes」、ロビーから続く「Breeze Lounge」、プール近くの地中海料理「Tide」のほか、Splash・Anjung Damai・Float など、かなりの数がそろいます。おすすめはプール沿いで景色が抜群の「Tide」。
景色◎プール沿いのレストラン「Tide」Tide
個人的におすすめはプール沿いの「Tide」。外観からして雰囲気が良く、味ももちろんおいしいです。サラダRM38、バーガー&サンドRM52〜、ピザRM48〜、ナシゴレンRM52、グリルビーフリブRM98〜、コーヒーRM15〜、ソフトドリンクRM14〜といった価格帯。
店内は高い寄棟天井とむき出しの太い柱、ラタンのソファ席。シーリングファンが回り、海風が抜ける開放的な空間です。
オープンエアで開放的。席は海側を向いていて、座席からは桟橋と入り江が一望。リゾートに来た実感があります。

サンセットも見える席Sunset
時間帯によってはサンセットも。日差しはかなり強いですがカーテンを下ろせるので安心。かなりいい景色です。


左:外から見たTide。海の景色が広がります。右:いい景色の中でいただくカクテルは最高。

濃厚なハンバーガーBurger
頼んでみたのはハンバーガー。濃厚でおいしい。景色のいい席で味わうと、満足度が上がります。

ナシゴレンNasi Goreng
せっかくなのでマレー料理も、ということでナシゴレン。添え物のエビがかなりおいしく、はずれがありません。
- クアタウンへはGrabが楽。数分・6リンギット(約240円)程度。イーグルスクエアなら徒歩も可
- プライベートビーチ+市街地の両立を求めるならここ。求めないなら他ホテルも選択肢に
- 価格は閑散期ベース。繁忙期は2〜3割上がるので参考程度に。基本朝食付き
- 子連れなら特におすすめ。プール3つ+キッズルーム+公園遊具+イーグルスクエア隣の公園
- パンタイチェナンの店目当てなら要注意(約20km/30分)。クアタウンで十分という考え方も
- 屋外は日によって相当暑い。熱中症・水分補給に注意し休憩をはさんで
- 猿が出るので、屋外では食べ物を取られないよう注意を
泊まってみての感想
このホテル、はっきり言って欠点らしい欠点が見当たりません。リゾートホテルとして全体的にまとまっていて、ランカウイを初めて訪れる方にまず一番に案内したいのはこのホテル、というくらいに思っています。クアタウンに近い利便性と広大なプライベートビーチを両立し、しかも比較的手が届きやすい。実際に宿泊してクアタウンも気楽に観光でき、良かったなと感じました。
ただ、逆に言うと大きなアピールポイントもありません。アンダマンのように島の最奥部にあるとか、カーサデルマールのようにパンタイチェナンの街中にあるといった強い個性は薄い。誰にでも無難に勧められる分、強く主張する点もない——これがしいて言えばデメリットでしょうか。何を重視するかで評価が変わるところだと思います。
とはいえ、特に子連れには本当におすすめ。プールに公園にキッズルーム、近隣の観光スポットにも公園が多く、安心して連れて行けます。観光地にも近く、リゾート感もあって、いろいろ楽しめるのに値段も手が届きやすい。ランカウイが初めてなら、街の雰囲気もリゾートの雰囲気も味わえるここはとてもおすすめです。2回目以降に「次はアンダマンへ」と進んでいくのもいいですね。皆さんの旅のお役に立てれば幸いです。
街も、リゾートも、子連れも。
ランカウイ初めてに、まずこの一軒♪
ランカウイ島を、もっと。






