でも英語が通じる。
マレーシアの言語事情 ― 公用語マレー語と、アジア首位級の英語力
- 公用語
- マレー語(多民族国家で、中国語・タミル語なども話される)
- 英語
- アジアトップクラス(2025年のEF指標でアジア首位)。観光は英語でほぼOK
- 表記
- 街中は英語併記が多数。観光地は日本語案内のことも
- 覚えると◎
- 「ありがとう=Terima kasih(トゥリマ カシ)」だけでも喜ばれる
- 文化系の観光
- モスクや世界遺産は日本語ガイドのツアーが楽でおすすめ

マレーシアの公用語はマレー語。ただ多民族国家ゆえ、中国語やタミル語なども飛び交います。そして英語力はアジアトップクラス——非英語圏を対象とした国際指標で長年高評価で、2025年の指標ではシンガポールが「英語を母語とする国」として対象外になり、マレーシアがアジア首位になりました。表面的にはこの通りですが、多民族国家らしいややこしさもあります。旅行者目線で整理します。
観光は、英語でほぼOK。
結論から言えば、旅行中は基本的な英語さえなんとかなれば、不便はほとんどありません。
共通語英語が通じる理由と、通じ方クアラルンプール国際空港
マレーシアは多民族国家で、かつイギリス植民地だった歴史から、英語が共通語として使われてきました。だから多くの場所でマレー語と英語が併記され、観光客が行く場所はまず英語表記あり(日本語まで付くことも)。ホテルスタッフの英語は驚くほど流暢で、こちらが気後れするほど。一方タクシー運転手はブロークンなことも多いものの、意思疎通には十分。完全に通じず困る、という場面はまずありません。さすがにディープなローカル店だと、メニューがマレー語オンリーのことも——とはいえアルファベットなので、気合でなんとか読めます。
街の表記を、見てみる。
百聞は一見にしかず。実際の街なかの様子を写真で。よほどローカルな場所でない限り、英語が併記されています。



空港や観光地の案内は、英語併記が基本(左:コタキナバル空港の免税店マップ)。観光客が訪れる場所ほど、英語表記に力が入っています。




覚えておきたい、マレー語。
なくても困りませんが、ひとことマレー語が言えると、ぐっと距離が縮まります。
| 日本語 | マレー語 |
|---|---|
| おはよう(午前) | Selamat pagi(スラマッ パギ) |
| こんにちは(昼) | Selamat tengahari(スラマッ テンガハリ) |
| こんにちは(午後) | Selamat petang(スラマッ プタン) |
| こんばんは/おやすみ | Selamat malam(スラマッ マラム) |
| ありがとう | Terima kasih(トゥリマ カシ) |
| どういたしまして | Sama-sama(サマ サマ) |
「Selamat(スラマッ)」は“安らかな”という意味で、時間帯の語と組み合わせて挨拶になります。まずはTerima kasih(ありがとう)だけでも覚えておくと、現地での印象がぐっと良くなります。
文化系の観光は、日本語ツアーが楽。
英語でほぼ事足りるとはいえ、ガイドの説明まで聞き取れるかは別問題です。
おすすめモスクや世界遺産は、日本語ガイドで深くマラッカ・モスクなど
マレーシアの観光には、モスクやマラッカの世界遺産など文化的な見どころが豊富。英語ツアーも数多く手頃な値段でありますが、イスラム教やマラッカ海峡の歴史を英語でしっかり聞き取るのは、なかなかハードルが高いもの。そこで頼れるのが日本語ガイド付きツアー。英語ツアーよりやや割高ですが、車の送迎付きでほぼプライベートに近い内容を考えれば、十分お得。文化を深く味わいたいなら、日本語ツアーが快適です。
まとめ:英語でOK、ひとことマレー語で+α
マレーシアは公用語こそマレー語ながら、英語がよく通じる国。観光は英語でほぼ事足り、街も英語併記が基本です。あとはTerima kasihのひとことで、ぐっと距離が縮まります。文化系の見どころは日本語ツアーで深く。国の全体像は マレーシアの基本ガイド もどうぞ。
