のんびりビーチ。
ランカウイ島のビーチ徹底ガイド ― パブリック/プライベートビーチから離島まで
- タイプ
- ビーチリゾート(ゆったりのんびり系・マリンアクティビティは控えめ)
- ビーチの傾向
- とにかく落ち着いている。物売りは基本禁止・人も多すぎない
- 海の透明度
- エメラルドグリーンで美しい。ただしシュノーケリングには物足りない(透明度を追うなら離島へ)
- パブリックビーチ
- チェナンビーチ(中心地)/テンガービーチ
- プライベートビーチ
- ダタイベイ/タンジュンルー/コックビーチ(ホテル中心)
- 透明度の離島
- リペ島(タイ・要入国手続き)/パヤ島(海洋国立公園・日帰り)

ランカウイ島に行くとなったら、多くの人が気になるのはやはりビーチ。海に入るにしろ入らないにしろ、美しい海へ行きたいと思うのが南の島の共通点ですよね。ランカウイのビーチの一番の特徴は、とにかく落ち着いていること。バリやプーケットとは方向性が違い、のんびり過ごすための海です。ここではパブリック/プライベートビーチから人気の離島まで、ビーチごとの雰囲気・透明度・どんな人向けかを、流れ順にご案内します。
まず、ランカウイのビーチの「傾向」。
個別のビーチを見る前に、ランカウイのビーチ全体の性格を押さえておくと選びやすくなります。キーワードは“落ち着き”と“そこそこの透明度”。海でぼーっとしたい人に刺さる島です。
ランカウイの真骨頂とにかく落ち着いているCalm & Quiet
同じ東南アジアでもバリやプーケットと一番違うのがここ。ビーチのほとんどがプライベートビーチで、ホテルしかない場所にあるため宿泊者以外が立ち入れず、非常に静か。パブリックビーチでも物売りは基本的に禁止で人も多すぎず、どこかのんびりした空気が流れています。ビーチにベッドやソファが置かれ、寝そべって本を読む——そんな過ごし方が標準です。

ビーチが綺麗、ゴミが少ないClean Beach
落ち着いているぶんゴミもあまりありません。特にプライベートビーチはこのあたりが徹底されていて、本当に落ち着けます。「落ち着くことメインで来る」人が多い島なので、この清潔感は地味に大事なポイントです。
入る人は要注意海はエメラルドグリーン、透明度はそこそこEmerald, but…
海自体はエメラルドグリーンで十分綺麗。ただし潜って魚やサンゴを見るほど透明度が高いかというと、そこまでではありません。シュノーケリングをフルに楽しみたい人にはやや物足りないかも。波打ち際でのんびりできればいいなら、十分に美しい海です(スコールで濁る日はあるので日替わり)。透明度を追うなら、後述の離島へ。
ダタイベイ。海に積極的に入らず南国の空気の中でぼーっとしたい——そんなタイプにランカウイは最高に合います。
パブリックビーチ ― 賑わいと、のんびり。
誰でも入れるオープンビーチは2つ。といっても“賑やか”の基準がそもそも落ち着いているのがランカウイ。中心地のチェナンと、ひとつ南のテンガーです。
ランカウイの中心地チェナンビーチPantai Cenang
まずは基本、ランカウイ島で一番栄えているビーチ。お店やレストランが数多く集まる島の中心地で、賑やかなエリアは結構な人出になることも。とはいえ水着姿でない人も多く、やはり“のんびりするビーチ”という空気。お店が多い場所は賑やか、ホテルに近い場所は落ち着いていて、物売りがいないので全体に穏やかです。観光の拠点にも最適。▶ パンタイチェナンの詳しい歩き方はこちら

テンガービーチPantai Tengah
チェナンから南へ少し行った場所にあるビーチ。チェナン近辺よりお店が少なく、より落ち着いた空気があります。ビーチの景色そのものはチェナンと大きくは変わりませんが、より静か。ビーチ沿いにホテルが多く、宿泊者中心の落ち着いた雰囲気です。▶ テンガーに泊まるなら「アロフト」宿泊記
プライベートビーチ ― ホテルだけの、静寂。
プライベートと書いていますが、大半は普通に立ち入れます。ただしビーチ沿いにはホテルしかなく、いるのはほぼ宿泊者だけ。“森&海”の深さの違いで3つを選び分けるのがコツです。
最奥・圧倒的な自然ダタイベイTeluk Datai
ザ・ダタイか、ジ・アンダマン(※アンダマンは2021年の火災で休業中・再開未定)の宿泊者しかいないビーチ。この2ホテルしかないため圧倒的に人がいないうえ、森の奥深くにあるため“森&海”の感覚が非常に強い。圧倒的な自然の中のビーチを体験したい人に最もおすすめです。逆に「さすがに森の中すぎないか」という人には不向きかも。夜は怖いほど静かで、真夜中に行くとかなり圧倒されます。▶ ダタイベイの「ジ アンダマン」宿泊記
海要素を楽しむならタンジュンルービーチTanjung Rhu
こちらも人里離れた場所ですが、ダタイほどではありません。森要素よりビーチが全面に出る感じで、海そのものを楽しみたい人向け。それでも自然はたっぷり。少し行くとお店もあるので、「ダタイはさすがに奥深すぎる」という場合のちょうどいい落としどころです。
観光地の中のビーチコックビーチPantai Kok
どんどん町に近くなるビーチで、空港から20分ほどと比較的繁華街寄り。パノラマランカウイ(ケーブルカー)やテラガハーバーといった施設も近く、いわば“観光地の中のプライベートビーチ”。テラガハーバーが近いためボートや船の姿が多く、海が少し賑やかなのが他との違い。一方で制限エリアもあるので、その点は注意が必要です。
- 海でぼーっとのんびり過ごしたい人
- 静かで落ち着いたビーチが好きな人
- 物売りに煩わされず清潔なビーチがいい人
- 森や自然に囲まれたリゾートを味わいたい人
- 派手に海で遊び倒したい人(落ち着きすぎて物足りない)
- シュノーケリングなど透明度フル活用のアクティビティ目的の人
- 賑やかなビーチパーティ系を求める人
離島 ― 透明度を、追い求めるなら。
海の透明度を本気で求めるなら、ランカウイ近隣の離島へ。ただしどちらも“のんびり”より“海そのものを楽しむ”性格。代表は2島です。
タイ・要入国手続きリペ島Koh Lipe (Thailand)
マレーシアではなくタイの島なので入国手続きが必要。タイ側からのアクセスが悪く、日本人はランカウイ経由で訪れる人が多いそう。近年タイ側も力を入れ開発が進んでいます。透明度は高く「タイのモルディブ」を謳うほど。ただしビーチでゆっくりのんびりというより、海そのものを楽しむ人向けで、人も増えている点に留意を。ランカウイ(テラガハーバー)から1時間半ほど。ちょっとしたタイ旅行気分で訪れても楽しめます。
海洋国立公園・日帰りパヤ島Pulau Payar
こちらは同じマレーシア。海洋国立公園で、マレー半島の西海岸随一といわれる透明度の高さが売り。ホテルはなくフェリーで日帰りのみで、ランカウイから約1時間(ペナンからも約2時間で、どちらの島からも人が来ます)。沖合の人工の浮島を拠点にシュノーケリング等のツアーが多数。大混雑することもあり、海のアクティビティを本気で楽しみたい人向け。“海でのんびり”ではない点に注意です。
- ゆったりのんびり=ランカウイ島内のビーチ、本気のマリンアクティビティ=離島、と使い分けるのが正解
- シュノーケリング目的でないなら、ホテルのプライベートビーチでゆっくりが一番のおすすめ
- 森の深さで選ぶ:最も奥=ダタイベイ/程よく=タンジュンルー/町に近い=コックビーチ
- コックビーチは制限エリアがある場合があるので立ち入り表示に注意
- リペ島はタイなので入国手続きが必要。日帰りでもパスポートを忘れずに
- スコールが続くと海が濁ることがあるので、透明度は日替わりと割り切って
行ってみての感想
個人的には、海で派手に遊ぶというより南国の空気の中で海を眺めてぼーっとしていたいタイプです。海そのものに積極的に入りたいわけでもなく、気が向いたら少しカヤックをするくらい。だからランカウイのビーチは、自分にはこれ以上ないくらい合っていました。実際、ホテルのプライベートビーチでソファに寝そべりながら(しかも服を着たまま)、ただのんびりしていました。
透明度については、潜って魚を見たい人には正直もの足りないと思います。でも波打ち際でのんびりできればいいのであれば、十分に美しいエメラルドグリーンの海。私自身、海に入ること自体は目的ではなかったので、これだけ綺麗なら全く問題ありませんでした。落ち着いてゴミも少なく、物売りもいない——この“静けさ”こそがランカウイの最大の価値だと思います。
結論として、ゆったりのんびりはランカウイ島内のビーチで、本気のマリンアクティビティは離島で、と使い分けるのがおすすめ。ちょろっと観光で訪れたくらいなら、わざわざ離島まで足を延ばさず、ホテルのプライベートビーチでゆっくりするのが一番だと感じました。皆さんの旅のお役に立てれば幸いです。
静かで、綺麗で、のんびり。
ランカウイの海で、何もしない贅沢を♪

