市街地で。
シンガポールドル両替はどこがお得? ― 実測レート比較と格安の替え方まとめ
- 結論
- 替えるなら現地の市街地。日本の空港・銀行とシンガポールのホテルは避ける
- 差は最大
- 替える場所しだいで1万円あたり最大900円も損得が変わる(実測)
- 最良クラス
- ラッフルズプレイス/チャイナタウン(チャイナタウンは土日祝も営業)
- 空港は
- チャンギは24時間で空港にしては良い。つなぎに最適
- 日本で替えるなら
- 空港・銀行より外貨宅配のほうがマシ
- 注意
- レートは為替で変動。最新は店頭でご確認を

まず、全体像。
シンガポールドルの両替は、どこで替えるかで1万円あたり最大900円も差が出ます。大きく『現地の市街地(お得)』『空港(まあまあ)』『ホテル・日本の空港(損)』の3層に分かれる、と覚えておくと迷いません。
どこで替えると、どのくらい?(2022/12/12 実測)
最良クラスのラッフルズプレイス・チャイナタウン(市街地)を基準にすると、チャンギ空港で約200円、外貨宅配で約230円、クレジットカード決済で約290円、日本の空港・銀行で約470〜560円、そしてシンガポールのホテルでは約900円も損をします(いずれも1万円あたり・実測の目安)。差がいちばん開くのは「市街地 vs ホテル」。現地の市街地でまとめて替えるのが基本戦略です。
| 替える場所 | 店名(実測) | レート(¥100=) | 1万円あたりの差 |
|---|---|---|---|
| 🇸🇬 市街地(ラッフルズプレイス) | ARCADE MONEY CHANGERS | 0.992 | ◎ 基準(最良) |
| 🇸🇬 チャンギ国際空港 | Travelex | 0.972 | −200円 |
| 🇯🇵 外貨宅配(日本で受取) | 外貨両替ドルユーロ | 0.969 | −230円 |
| (参考)クレジットカード | VISA・三井住友系(手数料込) | 0.963 | −290円 |
| 🇯🇵 成田空港 | GPA外貨両替専門店 | 0.945 | −470円 |
| 🇯🇵 都市銀行 | みずほ銀行 | 0.944 | −480円 |
| 🇯🇵 関西国際空港 | 直営外貨両替 | 0.942 | −500円 |
| 🇯🇵 セントレア(中部) | 直営外貨両替 | 0.936 | −560円 |
| 🇸🇬 シンガポールのホテル | Peninsula Excelsior Hotel | 0.902 | × −900円 |
日本国内・シンガポール現地あわせて30店舗以上を実際に確認し、同日(2022/12/12)に集計した参考値。各店の代表レートで、市街地の最良店を基準にした1万円あたりの差です。レートは外国為替で頻繁に動きます。最新は必ず各店頭でご確認を。
チャンギ空港の両替(UOB)。0%コミッション・24時間営業で、空港にしてはレートも良好。市街地まで我慢できないぶんのつなぎに。
日本で替えるなら、外貨宅配。
どうしても日本で準備しておきたいなら、空港や銀行ではなく『外貨宅配』が現実的な選択。レートは現地の市街地には及びませんが、日本国内ではいちばんマシで、出発前に両替を終わらせられます。
- 日本国内の空港や銀行よりかなりお得なレート(実測で1万円あたり約240〜330円の差)
- レートはシンガポールの空港や一般的な市街地店と同程度
- クレジットカード決済とも同程度の水準
- 日本国内で、出発前に両替を終わらせられる安心感
- 郵送のため日数が必要(直前の準備には不向き)
- シンガポール現地の最安値店と比べるとレートは劣る
- 10万円未満は送料(400円ほど)がかかる/振込手数料は購入者負担
- 受取まで時間が読めない時期は、現地で替えるほうが確実
- 基本は現地(市街地)で。日本で替えるのは『着いてすぐ使う分』だけで十分
- 日本の空港・銀行は割高。準備するなら外貨宅配を選ぶ
- カード払い中心の旅なら、現金は少額だけ用意してあとは決済レートのカードで
旅程で、選ぶ。
あなたの旅程に合わせた、おすすめの替え方です。
- とにかく安く替えたい:現地の市街地(ラッフルズプレイス/チャイナタウン)でまとめて
- 深夜着・早朝発/手軽さ重視:チャンギ空港で。24時間で空港にしては良いレート
- 日本で準備しておきたい:外貨宅配を。日本の空港・銀行は割高なので避ける
- カード払い中心:少額の現金だけ替え、あとは決済レートのカードで
エリア別の、詳しい話。
各エリアの場所・営業時間・おすすめ店は、個別ページで詳しくまとめています。
使い分け市街地の両替エリア(詳細ガイド)エリア別の個別ページへ
◎ ラッフルズプレイス(ザ・アーケード):国内最良クラス・営業は平日中心。◎ チャイナタウン:最良クラスで土日祝も営業。○ オーチャード(ラッキープラザ):買い物ついで。○ リトルインディア(ムスタファ):営業時間が長い。△ チャンギ国際空港:24時間。× マリーナベイ・サンズ:国内最悪クラス(少額のみ)。
チャイナタウン/ピープルズパークの両替店。市街地の最良クラスで、土日祝も営業。People's Park Centre/Complex に有名店が集まる。
替える場所で、1万円あたり最大900円も差が出る
同じ1万円分でも、替える場所しだいで最大900円ほど変わります。最良クラスは ラッフルズプレイスの「ザ・アーケード」(平日中心)と チャイナタウン。チャイナタウンはピープルズパークに TODAY'S MONEY CHANGER(People's Park Centre)・CRANTE MONEY CHANGER(People's Park Complex)といった有名店が集まり、土日祝も営業しています。オーチャードはラッキープラザ、リトルインディアはムスタファ周辺が便利。逆にマリーナベイ・サンズやホテルは最悪クラス(実測でホテルは1万円あたり約900円の損)なので、緊急の少額にとどめましょう。「現地の市街地でまとめて替える」——これが結局いちばんの節約です。
帰国前後の、円に戻す両替。
余ったシンガポールドルを日本円に戻すときのポイント。じつは戻し(SGD→JPY)は、行きとはレートの傾向が別物。やはり現地市街地が有利で、日本に持ち帰るほど不利になります。
円に戻すときの実測レート(2022/12/12)
戻しでも現地の市街地(ラッフルズプレイス)がもっとも有利。チャンギ空港でも約200円差にとどまりますが、日本に持ち帰ると1万円あたり400〜530円ほど不利になります。少額なら無理に戻さず、使い切るか次回に取っておくのが結局おトクです。
| 戻す場所 | 店名(実測) | レート(¥100=) | 1万円あたりの差 |
|---|---|---|---|
| 🇸🇬 市街地(ラッフルズプレイス) | ARCADE MONEY CHANGERS | 0.998 | ◎ 基準(最良) |
| 🇸🇬 チャンギ国際空港 | Travelex | 1.018 | −200円 |
| 🇯🇵 外貨宅配(日本で) | 外貨両替ドルユーロ | 1.029 | −310円 |
| 🇯🇵 都市銀行 | みずほ銀行 | 1.039 | −410円 |
| 🇯🇵 成田空港 | GPA外貨両替専門店 | 1.040 | −420円 |
| 🇯🇵 関西国際空港 | 直営外貨両替 | 1.042 | −440円 |
| 🇯🇵 セントレア(中部) | 直営外貨両替 | 1.051 | −530円 |
戻し(SGD→JPY)はレートの見方が逆で、数字が小さいほど有利。同日(2022/12/12)の実測にもとづく参考値。最新は各店頭でご確認を。
- 帰国前(現地で戻す):市街地の両替店がベスト。現実にはチャンギ空港でも約200円差で手を打つのも無難
- 帰国後(日本で戻す):レートはさらに悪化しがち。外貨宅配(3万円以上)が空港・銀行よりはマシ
- 少額なら使い切る・次回に取っておくのが基本。そもそも替えすぎないのがいちばんの節約
替える前に、基礎知識。
現地で実際にシンガポールドルを使うときの、ちょっとした注意点と豆知識です。
- 流通する紙幣は2・5・10・50・100ドル。硬貨は5・10・20・50セントと1ドル。
- 5セント未満の端数は切り捨てで請求されるのが一般的(1セント硬貨は発行停止)。
- 10,000ドル札は2014年、1,000ドル札は2021年に発行停止。受け取っても使いにくいので、発行停止紙幣は保有しないのが無難です。
豆知識:ブルネイ・ドルが混じることがある
シンガポールでは「1ブルネイドル=1シンガポールドル」として等価で通用します(隣国ブルネイとの長年の通貨等価協定による)。まれにおつりで混じることがあり、そのままシンガポール国内で使えます。ただしシンガポールの外、特に日本では両替できない超マイナー通貨。受け取ったら現地で使い切りましょう。
まとめ:市街地で、まとめて
シンガポールドルの両替は「現地の市街地でまとめて替える」が基本。差は実測で1万円あたり最大900円にもなります。チャンギ空港はつなぎに、日本で替えるなら外貨宅配を。ホテルと日本の空港・銀行だけは避けましょう。各エリアの詳細は上のリンクからどうぞ。レートは為替で動くので、最新は店頭でご確認を。
