市街地で。
マレーシアリンギット両替はどこがお得? ― 実測レート比較と格安の替え方まとめ
- 結論
- 替えるなら現地の市街地。KLIA(KL空港)と日本の空港・銀行は避ける
- 差は最大
- 替える場所しだいで1万円あたり最大1,651円も損得が変わる(実測)
- 最良クラス
- クアラルンプール市街地のモール内(Pavilion/NU Sentral/KLCC)
- 最も避ける
- KLIA1。日本の空港より悪いことも。島はランカウイ空港が穴場
- 日本で替えるなら
- 空港・銀行より外貨宅配のほうがマシ
- 注意
- レートは為替で変動。最新は店頭でご確認を

まず、全体像。
マレーシアの両替は、シンガポール(差は最大900円ほど)以上に『どこで替えるか』で差が出ます。とりわけクアラルンプール国際空港(KLIA1)のレートが悪く、市街地との差は1万円あたり最大1,651円。しかもKLIA1は日本の空港より悪いことすらあります。『現地の市街地で替える』を徹底するのが鉄則です。
どこで替えると、どのくらい?(2022/12/16 実測)
クアラルンプール市街地の最安店(Pavilion の KL Remit XChange)を基準にすると、KLIA1(空港)は約1,651円、セントレアなど日本の空港は約1,310〜1,529円、日本の銀行は約1,407円も損。意外なほど差が大きいのが特徴です。一方、市街地のモール内(NU Sentral・KLセントラル・Pavilion)は横並びで良好。「KLIAでは替えず、市街地のモールでまとめて替える」のが基本戦略です。
| 替える場所 | 店名(実測) | レート(¥100=) | 1万円あたりの差 |
|---|---|---|---|
| 🇲🇾 Pavilion KL(市街地) | KL Remit XChange | 3.2700 RM | ◎ 基準(最良) |
| 🇲🇾 NU Sentral(市街地) | GMT currency exchange | 3.2300 RM | −122円 |
| 🇲🇾 KLセントラル駅 | Merchantrade | 3.1579 RM | −343円 |
| (参考)クレジットカード | AMEX決済(当日平均) | 3.1516 RM | −362円 |
| 🇯🇵 外貨宅配(日本で受取) | 外貨両替ドルユーロ | 3.0148 RM | −781円 |
| 🇲🇾 KLIA2(空港) | Maybank | 3.0000 RM | −826円 |
| 🇯🇵 成田空港 | GPA外貨両替専門店 | 2.8417 RM | −1,310円 |
| 🇯🇵 都市銀行 | 三菱UFJ | 2.8098 RM | −1,407円 |
| 🇯🇵 関西国際空港 | 直営外貨両替 | 2.8019 RM | −1,431円 |
| 🇯🇵 セントレア(中部) | 直営外貨両替 | 2.7701 RM | −1,529円 |
| 🇲🇾 KLIA1(空港) | BANK ISLAM | 2.7300 RM | × −1,651円 |
日本国内・マレーシア現地あわせて20店舗以上を実際に確認し、同日(2022/12/16)に集計した参考値(¥100で何リンギットになるか/数字が大きいほどお得)。市街地の最安店を基準にした1万円あたりの差です。KLIA1は日本の空港より悪いのが分かります。レートは為替で頻繁に動きます。最新は必ず各店頭でご確認を。
日本で替えるなら、外貨宅配。
どうしても日本で準備しておきたいなら、空港や銀行ではなく『外貨宅配』が現実的。レートは現地の市街地には及びませんが、日本国内ではいちばんマシで、出発前に両替を終わらせられます。
- 日本国内の空港や銀行より良いレート(実測で空港比 約500〜750円お得)
- 日本国内で、出発前に両替を終わらせられる安心感
- 市街地での両替に不安がある人にも向く
- じつは円に戻す(MYR→JPY)ときは市街地並みに健闘(実測−108円)
- クアラルンプールのレートが良い店と比べると劣る(往きで約780円差)
- 郵送のため日数が必要(直前の準備には不向き)
- 10万円未満は送料(400円ほど)がかかる/振込手数料は購入者負担
- 戻しは3万円以上からの取り扱い
- 基本は現地(市街地)で。日本で替えるのは『着いてすぐ使う分』だけで十分
- 日本の空港・銀行は割高(市街地比で1,300〜1,500円も損)。準備するなら外貨宅配を
- カード払い中心なら、現金は少額だけ用意してあとは決済レートのカードで
旅程で、選ぶ。
あなたの旅程に合わせた、おすすめの替え方です。
- クアラルンプール中心:市街地のモール(Pavilion/NU Sentral/KLCC)でまとめて替える
- ペナン:ジョージタウンやガーニープラザの市街地で。空港(特にKLIA)は避ける
- ランカウイ:到着時にランカウイ空港でサッと。市街地のパンタイチェナンも良好
- 日本で準備:外貨宅配を。日本の空港・銀行は割高なので避ける
都市別の、詳しい話。
各都市の場所・レート・注意点は、個別ページで詳しくまとめています。
使い分け都市別の両替ガイド都市別の個別ページへ
◎ クアラルンプール:市街地のモール内が最良。× クアラルンプール国際空港(KLIA):最悪クラス(KLIA2のほうがまだマシ)。◎ ペナン島:ジョージタウン・ガーニーの市街地が最良(空港は分かりにくい)。○ ランカウイ島:空港が意外と穴場(営業時間に注意)。
島は事情が違う。ランカウイは空港が穴場
空港レートが悪いのは大都市共通の傾向(ペナン・ジョホールバル・コタキナバルも市街地のほうが良い)。ただしランカウイだけは例外で、空港と市街地のレートがほぼ同じ。到着時にランカウイ空港で替えてしまっても損になりにくいので、島めぐりのスタートがスムーズです。ペナンはジョージタウン・ガーニーの市街地がお得で、空港の両替所は少し分かりにくいので市街地まで持っていくのが無難です。
帰国前後の、円に戻す両替。
余ったリンギットを日本円に戻すときのポイント。傾向は往きと同じで、現地市街地が最有利。日本に持ち帰るほど不利になります。
円に戻すときの実測レート(2022/12/16)
戻しでも現地の市街地がもっとも有利。KLIA空港は戻しでもレートが落ちます(KLIA2で約942円損)。日本に持ち帰ると1万円あたり1,179〜1,809円ほど不利に。ただし外貨宅配は戻しに限ってはかなり健闘(−108円)するのが面白いところ。少額なら無理に戻さず、使い切るか次回に取っておくのが結局おトクです。
| 戻す場所 | 店名(実測) | レート(¥100=) | 1万円あたりの差 |
|---|---|---|---|
| 🇲🇾 Plaza Sungei Wang(市街地) | Max Money | 3.3000 RM | ◎ 基準(最良) |
| 🇲🇾 NU Sentral(市街地) | GMT currency exchange | 3.2950 RM | −91円 |
| 🇲🇾 KLセントラル駅 | Merchantrade | 3.3200 RM | −91円 |
| 🇯🇵 外貨宅配(日本で) | 外貨両替ドルユーロ | 3.3256 RM | −108円 |
| 🇲🇾 KLIA1(空港) | BANK ISLAM | 3.4200 RM | −395円 |
| 🇲🇾 KLIA2(空港) | Maybank | 3.6000 RM | −942円 |
| 🇯🇵 成田空港 | GPA外貨両替専門店 | 3.6778 RM | −1,179円 |
| 🇯🇵 関西国際空港 | 直営外貨両替 | 3.7467 RM | −1,388円 |
| 🇯🇵 都市銀行 | 三菱UFJ | 3.7608 RM | −1,431円 |
| 🇯🇵 セントレア(中部) | 直営外貨両替 | 3.8850 RM | −1,809円 |
戻し(MYR→JPY)の同日(2022/12/16)実測にもとづく参考値。差額は市街地の最有利店を基準にした目安です。最新は各店頭でご確認を。
- 帰国前(現地で戻す):市街地の両替店がベスト。KLIA空港は戻しレートも悪い
- 帰国後(日本で戻す):日本の空港・銀行はかなり不利。外貨宅配(3万円以上)が現実的なつなぎ
- リンギットは持ち出しに上限がある通貨。高額を持ち帰らず、少額は使い切る・次回に取っておくのが基本
替える前に、基礎知識。
現地で実際にリンギットを使うときの、ちょっとした注意点です。とくに『セン』の端数ルールは知っておくと会計でまごつきません。
- 流通する紙幣は1・5・10・20・50・100リンギット(現行は2012年改訂版)。硬貨は5・10・20・50セン(「セント」ではなく「セン」)。
- 2リンギット札は新規発行停止(旧札をまれに見かける程度)。500・1000リンギット札は1999年に廃止——受け取りそうになったら断ってください。
- 1セン硬貨が無いため、現金会計は5センの倍数に丸められます(端数1・2・6・7は切り捨て/3・4・8・9は切り上げ。2008年導入)。
まとめ:市街地で、まとめて
マレーシアの両替は「現地の市街地でまとめて替える・KLIA空港では替えない」が鉄則。差は実測で1万円あたり最大1,651円にもなります。日本で替えるなら外貨宅配を、ランカウイなら空港でもOK。都市ごとの詳細は上のリンクからどうぞ。レートは為替で動くので、最新は店頭でご確認を。
