マレーシア / 子連れ旅
▶ マレーシア / 子連れ旅
With Children
マレーシアに子連れで、
2回行ってみた。
取材・写真 編集部ペナン・KL・ランカウイ・ボルネオ

マレーシアに子連れで2回行ってみた ― おすすめ観光地と注意点

子連れマレーシア、結論から言うとおすすめです。一番のおすすめはシンガポール+マレーシアのセット。シンガポールでユニバや動物園など現代的な観光を楽しみ、マレーシアではリゾートでゆったり——これが子供も大人も一番楽しめるスタイル。多民族国家ならではの文化が入り混じった光景は、街を歩くだけ・リゾートでぼーっとするだけでも面白い。物価も安く、英語に優しい国です。リゾート・観光・注意点・モデルコースまで、2回の家族旅でわかったことをまとめました。

子連れMYは4エリア。リゾートのペナン・ランカウイ・ボルネオ+観光のKL。
子連れMYは4エリア。リゾートのペナン・ランカウイ・ボルネオ+観光のKL。
子連れマレーシア DATA
通貨
マレーシアリンギット(RM)。物価は安く台湾よりも割安
言語
マレー語/英語。下手な英語にやさしい多民族国家
時差
日本より1時間遅れ(子連れでも比較的ラク)
フライト
成田→KL 行き約8時間。成田→コタキナバル直行は約6.5時間
ベストな組み方
シンガポール+マレーシアのセットが子連れには鉄板
年齢の目安
リゾート中心ならどの年齢でも。観光・ネイチャー系はやや大きい子向き
◎ いいところ
  • リゾートが豊富。設備充実で2万円前後から泊まれる
  • 世界遺産の街など観光も楽しめる(ペナン・KL)
  • 物価が安い(食事はおおむね日本の半額
  • 小さい子の添い寝が無料のホテルが多い
  • 英語にやさしく、子供の英語教育にも◎
△ いまいち
  • 子連れ向けの分かりやすい施設は少ない(鉄板はレゴランドくらい)
  • マレー料理は子供が苦手なことが多く、食事に要注意
  • 日本から東南アジアでもトップクラスに遠い
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まず、子連れマレーシアの魅力。

この国の良さは大きく3つ。豊富なリゾート、楽しめる観光、そして安さ。順に見ていきます。

とにかくリゾートが豊富◎ 一押し

とにかくリゾートが豊富Resorts

子連れマレーシアで一押ししたいのはリゾート。設備の充実したホテルが各地にあり、シンガポールで遊び倒してマレーシアでリゾート満喫、という長期旅行が理想形。もちろんマレーシアのリゾートだけでも十分楽しめます。初めてならペナン、リゾート全振りならランカウイ島かボルネオ島が候補です。

観光もたくさんある

観光もたくさんあるSightseeing

観光もリゾートも、ならペナン。旧市街地はイギリス植民地時代から続く多文化が入り混じった街並みで、大型モールもあり“マレーシアのおいしいところ”がぎゅっと詰まった島です。観光なら首都クアラルンプールも外せません。 ▶ ペナンガイドクアラルンプールガイド

お値段がかなり安い💴 激安

お値段がかなり安いCheap

ここ大事。物価は近年上がってもなお台湾より割安。例えば鼎泰豊で「小籠包・海老炒飯・青菜炒め」の3品が、日本3,300円→台湾2,275円→マレーシアは1,643円。ホテルもマンダリンオリエンタルで2万円切り、リゾートのシャングリラやウェスティンも2万円前後から。お部屋のランクを上げて楽しむのもありです。 ▶ マレーシアのホテル選び

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正直、ここは注意。

良いことばかりではありません。子連れだからこそ知っておきたい3つの注意点を、隠さずに。

分かりやすい子供施設は少ない⚠ 注意

分かりやすい子供施設は少ないFew Kids Spots

“子供向けの分かりやすい施設!”というのは正直少なめ。鉄板はレゴランドくらいですが、これはジョホールバルでほぼシンガポール側。子供鉄板スポットはどうしてもシンガポールに譲るので、子連れならSGとのセットがおすすめです。ただ、うちの子は寺院や特徴ある建築が意外と好きだったりも。大人向け施設も組み合わせると新しい発見があるかもしれません。 ▶ レゴランド・マレーシア

子供向けの食事は要注意⚠ 注意

子供向けの食事は要注意Food for Kids

おそらくマレー料理は子供は喜びません。食べてチキンライスくらい。多民族国家なので中華系オリジナル料理は比較的食べやすく、インド系の朝食「ロティチャナイ」(ナンのような料理)は子供も食べると思います。甘いカヤトーストも喜ぶはず。ローカル食は諦めるか、アラカルトで出る店を選ぶのが無難です。

タピオカ店で“ローカル”を

タピオカ店で“ローカル”をTealive

街中にはマレーシア独自のタピオカミルクティー店「Tealive」などがあります。ミルクティーに限らずジュースもあるので、こういう所で子供にローカルなものを味わわせるのは良いかも。食事が合わない時の逃げ道にもなります。

子連れにはかなり遠い⚠ 注意

子連れにはかなり遠いFar

日本から見て東南アジアでもトップクラスの遠さ。KLへは成田から行き8時間・帰り7時間、関空から行き7時間・帰り6時間が目安。子連れには結構堪えます。成田発のコタキナバル直行便なら行き6.5時間・帰り5.5時間と短め。時差は1時間なので、飛行機対策をがっちりすればギリギリなんとかなるレベルです。

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クアラルンプールのスポット。

首都KLは観光の中心。ツインタワー周辺を軸に、子供も楽しめる公園からモスク、攻めた洞窟まで。

KLCC公園◎ 子供◎

KLCC公園KLCC Park

中心部の広々とした都市公園。何よりツインタワーが目前。そして信じられない数の遊具——小さい遊具が100個近く並んでいて、好きな子はテンションが爆上がりするはず。近くにじゃぶじゃぶ公園もあり、ストレス発散に最適。とにかく暑いので朝早い時間の訪問がおすすめです。 ▶ クアラルンプールガイド

ペトロナスツインタワー

ペトロナスツインタワーPetronas Towers

ど鉄板の名所。展望エリアからの景色は、近年発展著しいKLならではのド迫力。あるいはKLタワーもおすすめで、こちらからは肝心のツインタワー自体が見えるぶん景色的に面白いかもしれません。

スリアKLCC

スリアKLCCSuria KLCC

ショッピングモールならここが無難。KLCC公園が目の前なので休憩がてらにも◎。Old Town White Coffee など有名チェーンが多く食事も選びやすく、子供が喜ぶジュースも。紀伊國屋で英語の本、そして館内の体験型博物館「ペトロサインス」は子供が喜びやすいスポットです。

シティホテルなら W KL★ 一押し

シティホテルなら W KLW Kuala Lumpur

シティホテルといえばKL。名だたるホテル揃いですが、せっかくならアクの強いWクアラルンプールが一押し。ツインタワービューが真正面でこのためだけに泊まる価値あり。紫づくしのインパクトあるお部屋で、対応はトップクラスのラグジュアリーそのもの。 ▶ Wクアラルンプール 宿泊記

独立記念公園 周辺

独立記念公園 周辺Merdeka Square

KL観光の中心。イギリス植民地時代の中央官庁やモスク、チャイナタウンが集まる一帯。子供がどこまで興味を持つかはありますが、中心部でアクセスが良いので「試しに行ってダメなら帰る」くらいの気軽さで回れます。

バトゥ洞窟攻めた観光

バトゥ洞窟Batu Caves

攻めた観光に行きたいなら。KL郊外(車で20分ちょっと)にある洞窟寺院で、長い階段を上った先の神秘的な光景は見ごたえ十分。広い洞窟なので男の子などは結構喜ぶ子も。喜ぶかは子供次第ですが、チャレンジする価値はあります。 ▶ バトゥ洞窟ガイド

キッザニア◎ 子供向け

キッザニアKidZania

どうせならがっつり子供向け施設を、ということで日本でもおなじみのキッザニア。厳密にはクアラルンプールではなくやや離れた場所ですが、比較的お値段もお手頃で施設数も多く楽しめます。そして全編英語なので、どちらかというと教育的な意味でもおすすめ。とはいえそこは多民族国家マレーシア、地元マレー系・中華系・インド系の子供のお客さんも多いので、コミュニケーションはうまくとってくれるはず。著者はまだ未訪問ですが、次に行く機会があれば連れて行きたいスポットです。

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ペナン ― 初めてならココ。

リゾートも観光も世界遺産も。マレーシアが初めての子連れに一番おすすめのエリアです。

リゾートホテルはシャングリラ★ 鉄板

リゾートホテルはシャングリラShangri-La

子連れでまともに行けるのは4施設(シャングリラ・ラササヤン/ゴールデンサンズ/ハードロック/パークロイヤル)。鉄板はシャングリラ・ラササヤン。姉妹ホテルのゴールデンサンズに子連れ施設が集まりますが、格上のシャングリラ宿泊者はその施設も全部利用OK(逆は不可)なのでこちらが断然お得。設備は充実、お値段は時期により2万円切りです。 ▶ シャングリラ・ラササヤン 宿泊記

ガーニープラザ

ガーニープラザGurney Plaza

ペナンのショッピングモールといえばここ。両替レートが非常に良いので両替はここで。食事処はメジャーな店が揃い子供も食べやすく、トイザらスやスーパーもあり店舗数が多め。お金を入れて遊ぶタイプの遊具も安いので、ばらまき土産ついでに遊び倒すのが◎。

ペナン市街地(世界遺産)

ペナン市街地(世界遺産)George Town

大人は楽しいんですが、子供が楽しめるかは正直難しいところ。植民地時代の建物やマレー・中華・インド風の建築、ストリートアートは子供を選びます。道も細く狭い。ただ観光ポイントは800mほどにぎゅっと詰まっているので、チャレンジしてダメなら撤退、で回れます。 ▶ ペナンガイド

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ボルネオ島(コタキナバル)。

広大なプライベートビーチとショッピング。リゾート満喫なら有力な選択肢です。

リゾートはシャングリラ・ラサリア次は行きたい

リゾートはシャングリラ・ラサリアRasa Ria

ボルネオ島といえばシャングリラ・ラサリア。市街地からは遠いものの、広大なプライベートビーチとボルネオの自然があふれ、とにかく楽しそう(市街地ホテルはいまいちでした…)。成田からの直行便があるのも子連れに嬉しいポイント。

コタキナバルは大都市でモールも多数(古参のスリアサバ、海を望むオーシャナス、郊外のワンボルネオなど)。一方で市街地は普通の街並みで、キナバル山やリバークルーズ(2時間と長い)はやや大人向け。子連れの観光ポイントには少し悩むエリアでもあり、その意味でもラサリアに泊まって遊ぶのが正解だと思います。 ▶ コタキナバルを楽しむ

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ランカウイ島 ― リゾート全振り。

あるのは自然とリゾートホテルだけ。とにかくホテルで遊び尽くす、潔い島です。

無難なのはウェスティン◎ 無難

無難なのはウェスティンWestin Langkawi

子連れ向きのお手頃ホテルは2つ。無難なのはウェスティン。子供向けプール・プライベートビーチ・屋内遊び場・公園が揃い、メイン中心部まで車ですぐの立地も魅力。広々開放的で、無難さで選ぶなら間違いなくこちら。 ▶ ウェスティン・ランカウイ 宿泊記

森に籠るならアンダマン※2021年火災で休業中

森に籠るならアンダマンThe Andaman

もう一つがジ・アンダマンでした(※2021年の火災で休業中・再開未定。最新は公式でご確認を)。設備はキッズルーム・キッズプール・プライベートビーチとほぼ同等で、島の一番森の奥深くにあるのが大きな違い。市街地は遠いものの、夜は星が綺麗で建物も迫力満点でした。現在子連れで泊まるなら無難なウェスティン、森の奥深く派には現役の姉妹リゾートザ・ダタイが候補です。 ▶ 休業前のジ・アンダマン 宿泊記

ネイチャーアクティビティ

ネイチャーアクティビティNature

島は本当に遊ぶ所が無く、基本リゾートのみ。子連れで喜ぶのはケーブルカー(展望台+トリックアートミュージアムがセット)くらい。ある程度大きい子ならカヤックツアーが一押しで、森の奥で一切音のしないエリアもあり大自然を満喫できます。小さい子には難しいので、ネイチャー系いける子限定で。 ▶ ランカウイ カヤックツアー

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子連れマレーシアのモデルコース。

個人的には子連れなら“ペナン&KL”が組みやすい。KLはちょろっとで十分。ペナン5泊6日、伸ばせるならSGとセットがおすすめです。

ℹ モデルコース(ペナン&KL・5泊6日)
💡 子連れ持ち物・コツ

✎ 編集部から

子連れマレーシア、最大の魅力はやっぱり英語にやさしいことだと思います。多民族国家でみんな英語を使いますが、レベルは人それぞれ。だからこそ下手な英語でもなんとか意思疎通しようとしてくれる空気があります(マレーなまりは強めで、Taxiが「テクシ」だったりしますが)。

子供の英語教育にもちょうどいい。いくつもの国を回りましたが、英語圏で一番“下手な英語に優しい国”はマレーシアじゃないか、と勝手に思っているくらいです。リゾートでのんびり、合間に多文化の街歩き。ぜひいろいろチャレンジさせてみてください。皆様の旅が素敵なものになりますように。

リゾートで遊び、街で文化に触れる。
子連れにこそ、マレーシアはちょうどいい。

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