どう確保する?
マレーシアのスマホ事情 ― SIM・eSIM・Wi-Fiの選び方と通信キャリア
- 方法
- 日本キャリアの海外プラン/レンタルWi-Fi/現地SIM/eSIMの4択(+ホテルのみ)
- 最安は現地SIM
- 10リンギット(約400円)・7日〜と格安。CelcomDigi・Maxisなど大手で
- 手軽さ重視
- eSIM(渡航前にスマホで発行)かレンタルWi-Fiが無難
- 実は
- 有名ホテルやカフェはWi-Fi完備。「外では使わない」割り切りもアリ
- 注意
- 対応バンドは端末しだい。プラン・料金は頻繁に改定されるので最新を確認

地図に観光情報、配車(Grab)と、海外でスマホが使えると一気に便利になります。とはいえ日本キャリアの海外パケットは割高で容量も限られがち。比較的長く滞在する海外なら、値段を気にせず使いたいもの。マレーシアでネットを確保する方法を、料金と手間で整理します。
方法は、4つ(+ホテルのみ)。
①日本キャリアの海外プラン ②レンタルWi-Fi ③現地SIM ④eSIM、そして“ホテルだけで使う”という割り切りも。
| 方法 | 特徴 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 日本キャリアの海外プラン | 今の端末そのまま・楽だが高い | 1,000〜3,000円/日 |
| レンタルWi-Fi | 複数人でシェア可・要事前申込 | 680〜1,000円前後/日 |
| 現地プリペイドSIM | 最安・設定は自分で | 10リンギット(約400円)・7日〜 |
| eSIM(旅行用) | 渡航前にスマホで発行・対応端末が必要 | 数百円/日〜(容量による) |
| ホテルのみ | 追加料金なし・外では使えない | 0円〜 |
楽さ重視なら日本キャリアかレンタルWi-Fi/eSIM、安さ重視なら現地SIM。1人&短期なら日本キャリアでも割高にならないことも。
一番安いのは、現地SIM。
安く快適に使うなら、マレーシアの通信キャリアを契約するのが正解。ただし設定は自分で行う必要があります。
安さ重視キャリアは CelcomDigi・Maxis など設定が苦でなければ最安
マレーシアの主要キャリアは、CelcomDigi(旧Celcomと旧Digiが2022年に合併)、Maxis、U Mobileなど。プリペイドSIMは10リンギット(約400円)・7日〜と格安で、空港やコンビニ、各社ショップで入手できます。SIMロック解除済み(またはSIMフリー)端末が必要で、APN等の設定は自分で行います。機器の設定が苦でない人には難しくありませんが、苦手なら無理は禁物。手軽さを取るなら、eSIMやレンタルWi-Fiが無難です。
- とにかく安い・使えるデータも多い
- コンビニや空港など入手場所が豊富
- APN等の設定は自己責任
- 対応バンドの確認が必要(端末しだい)
- つながるかは端末の対応バンドしだい。近年の国内大手モデルなら基本的に問題ありませんが、心配なら各キャリアの『機種別対応周波数』で確認を。
- SIM差し替え後はAPN設定が必要なことがあります(各SIM付属の案内に従えばOK)。
- プラン・料金・バンドは頻繁に改定されます。渡航前に各社・各SIMの最新情報を必ず確認してください。
現地SIMの設定で、つまずかないコツ。
最安の現地SIMは、設定でつまずく人もいます。マレーシアならではの「楽をするコツ」と、ハマりやすい落とし穴を知っておきましょう。
設定は、空港のスタッフにやってもらう
じつは現地SIMの設定でいちばん確実なのは、自分でやらないこと。スマホの言語設定を英語にしてから空港のカウンターでSIMを買い、スタッフに端末ごと渡せば、その場で設定まで済ませてくれます。ここまで面倒を見てくれるのは空港スタッフならでは。街なかのショップは、大きなショッピングモールの店舗ならやってくれることもありますが、そのへんの小さな店だと対応が雑だったり断られたりもします。基本は「空港で・英語表示にして・渡す」が、いちばん失敗しません。
- iPhone × 格安SIM(MVNO)利用者:日本で入れたMVNOの構成プロファイルが邪魔をして、現地SIMがうまく掴めないことがあります。現地で繋がらないときは、まず古いプロファイルの削除を疑ってみてください。
- Android:国際ローミングがオフのままだと海外で通信できないことがあります。SIMを入れても繋がらないときは、設定で国際ローミングがオンになっているか確認を。
- 言語設定は、SIMを買う前にあらかじめ英語にしておくのがコツ。スタッフに頼むときも、自分で設定画面を探すときもスムーズです(iPhoneは設定→一般→言語と地域、Androidは設定→システム→言語と入力あたり)。
- ややこしく書きましたが、こうしたトラップに当たること自体は多くありません。SIMロック解除さえして現地で試し、ダメなら日本の海外パケホに切り替える——という保険のかけ方も十分アリです。
- つまずいても、ホテルのWi-Fiで調べながら対処できる自信がある人なら現地SIMはおすすめ。そうでなければ、最初からeSIMやレンタルWi-Fiを選んだほうが気楽です。
実は、ホテルWi-Fiで足りることも。
「外でまで使えなくていい」という割り切りも、マレーシアでは十分アリです。
有名ホテルはたいていWi-Fiを完備しており、街なかでも有名カフェなどでWi-Fiが使えます。観光中の地図やSNSを宿とカフェだけでまかなえるなら、そもそも契約しないという選択も成立します。移動中もずっとオンラインでいたい人は現地SIM/eSIM/レンタルWi-Fiを、宿でまとめて済ませたい人はホテルWi-Fiを——スタイルに合わせて選びましょう。
まとめ:安さの現地SIM、手軽さのeSIM/Wi-Fi
マレーシアでスマホを使うなら、安さなら現地SIM(10リンギット(約400円)・7日〜)、手軽さならeSIM・レンタルWi-Fi。ホテルWi-Fiで割り切る手もあります。設定に自信があるかどうかで選べば大丈夫。シンガポールの事情は シンガポールのスマホの使い方 もどうぞ。
