がら空きパラダイス。
レゴランド・マレーシア・リゾート徹底ガイド ― 行き方からプール・水族館まで
- タイプ
- テーマパーク+ウォーターパーク+水族館(アジア初のレゴランド/2012年開業)
- 場所
- マレーシア・ジョホール州 イスカンダル・プテリ(シンガポール国境のすぐ北)
- 広さ
- 約31ヘクタールと名古屋レゴランド(約9ha)の3倍以上。アトラクション40以上
- 行き方
- シンガポールから国際タクシーが最楽(ブギス発・片道約1時間30分)/セナイ空港から車30分
- 料金感
- トリプルパーク1日券 大人345リンギット(約13,800円)。完全にシンガポール価格
- ベスト
- マレーシア・シンガポールの学校休暇を外した平日がガラ空きで快適

日本でも話題になったレゴランドですが、ここマレーシアのレゴランドはアジア最初として2012年に開業。2013年にウォーターパーク、2019年に水族館(シーライフ)が加わり、いまやマレーシアを代表するテーマパークです。特徴はとにかく広いこと(名古屋の3倍以上)、そして平日はびっくりするほど空いていること。2人の子連れで実際に遊び倒してきた訪問記です。
まず、おすすめポイント。
お値段は高いのに、なぜ行く価値があるのか。実際に歩いて感じた魅力を3つにまとめました。空いている・遊園地が楽しい・プールが本格派、この3つに尽きます。
最大の魅力全体的に、空いているSo empty
私が平日(旧正月前)に行った時は、運営が心配になるレベルでガラガラでした。ほとんどのアトラクションが並ばずそのまま遊べます。土日は多少混むらしいですが、それでも結構空いているとのこと。日本ではあり得ない快適さで、子供も我慢せず遊び倒せます。

普通に遊園地が楽しいJust fun
空いている=つまらない、ではありません。アトラクションは40以上あり、普通に楽しめます。うちの子もうきうきで各種アトラクションを満喫していました。小さい子向けには乗れないものも多いので、全力で楽しめるのは小学生くらいからがターゲット。とはいえ小さい子でも乗れるものはあります。
実はメイン級プールがかなり楽しいReal water park
正直大したことないだろうと思っていたら、プールがかなり本格派。大型スライダーがいくつもあり、小学生以上なら大喜び間違いなし。むしろこちらがメインと言ってもいいくらい。流れるプールや小さい子向けの水のプレイグラウンドもあり、常夏のマレーシアで一年中、しかも空いてのんびり楽しめます。
正直、いまいちな点も。
良いことばかりではありません。行きにくい・高い・暑い。この3つは覚悟しておいたほうがいいポイントです。
エントランス。ジョホール州は観光目当てに訪れる場所ではなく、基本はシンガポールとセットで訪れるスポット。国境をまたぐぶん移動に制約があります。
- 行きにくい:国境をまたぐ別の国。最楽の国際タクシーでもブギスから片道約1時間30分、出入国審査(ドライブスルー)も必要
- 値段はシンガポール価格:マレーシアだから安い…はなく強気の設定。トリプルパーク1日券で大人345リンギット(約13,800円)と東京ディズニーランドより高いことも
- とにかく暑い:子供が熱中症にならないか心配になるレベル。水分補給は必須(ただし飲食物は持ち込み禁止)
場所と、行き方。
レゴランドがあるのはジョホール州イスカンダル・プテリ。マレーシアがシンガポールを当て込んで開発を進める最先端エリアで、客層も完全にシンガポール狙いです。経由別にアクセスをまとめました。
国際タクシーが最楽シンガポール経由(おすすめ)Via Singapore
一番楽なのは国際タクシー。ブギスの国際タクシースタンドから片道約1時間30分で、出入国審査もドライブスルーで楽に済ませてレゴランドまで連れて行ってくれます。シンガポールフライヤー近くからWTS travelのバスも出ていますが、本数が少なく子連れ・荷物持ちには大変。出入国の混雑も読めないので、タクシーが断然おすすめです。

料金と、食事。
気になるお値段。3つのパークを別々/組み合わせで選べます。子供は2歳以下無料。1リンギ=約40円換算です。1日しか行かないなら、レゴランドかウォーターパークの片方に絞るのが現実的。
🎟 入場料(1day定価・2026年)
子供は2歳以下無料。1リンギ=約40円換算/最新は公式・予約サイトで確認を
- Klookなど予約サイトの割引が大きい(時期により20〜25%前後割引)。子連れだとこの差は効きます
- 公式に出ない2dayチケットが予約サイトで買えるのは大きい。2日行くならかなりお得
- レゴランドホテル宿泊者は2dayが1dayと同価格になる特典あり。宿泊するなら当日窓口で買うのが正解
- シーライフは正直おまけ程度。1日利用なら切り捨てるか30分流し見でOK


園内レストラン「PIZZA Mania!」。飲食物は持ち込み禁止で入口に手荷物検査もあるので、食事は園内で。お値段はやはりシンガポール価格ですが、ピザは普通においしかったです(アラカルトピザ10インチ34リンギ〜、ファミリーコンボB 90リンギなど)。
テーマパークを、ゾーンで歩く。
ここからは本体のレゴランド。エリア(ランド)ごとにテーマが分かれ、それぞれにアトラクションやレゴの造形が並びます。印象に残ったゾーンとアトラクションを、身長・年齢制限も添えて編集してご案内します。

THE BEGINNING(入口エリア)The Beginning
ディズニーのワールドバザール的な入口エリア。レゴランドらしくレゴのお土産がたくさん並びます(お店は3つほど)。最初に行く場所でもないので、帰りがけに寄るのが無難。かさばるのがネックですが、無難なレゴなので記念に1個買って帰るのもありです。


店内はずらっとレゴが並ぶ。THE BEGINNINGのショップ群。レゴ発祥らしい品揃えで、つい買いたくなります。
レゴランドの象徴MINILAND(レゴの街並み)Miniland
レゴランドといえばここ、というイメージの人も多い名物ゾーン。マレーシアらしくアジアの建造物が目白押しで、KLIA・プトラジャヤ・クアラルンプール・ジョホールバルから、シンガポール・フィリピン・インドネシア・ブルネイ・ベトナム・カンボジア・タイ・中国・インドまで。すべてレゴで作られていて、ぱっと見は本物そっくり。これは迫力があります。


左:レゴで作られたペトロナス・ツインタワー。右:本物のツインタワー(クアラルンプール)。ぱっと見では見分けがつかない再現度です。


左:レゴで再現されたシンガポール、クラークキーのリバーサイドポイント。右:本物のクラークキー。これをレゴで作るとは…という再現度の高さ。

アジアの名建築もレゴでAsian icons
ほかにもアジアの建造物が多数。こちらはアンコールワット。かなりしっかりとした再現度で、見ているだけで世界一周した気分になれます。マレーシアのモスクやKLタワーなど、地元モチーフが一番充実しています。


左:庭園まで作り込まれたインドの<b>タージ・マハル</b>のレゴ模型。右:滑走路に小型機が並ぶ<b>空港エリア</b>のミニチュア。建物だけでなく街や乗り物まで、ミニランドは作り込みが細かいです。

LEGO CITY(乗り物系が多め)Lego City
比較的乗り物系アトラクションが多いゾーン。写真は日産がスポンサーの「ドライビングスクール」。カートを運転する分かりやすいアトラクションで、6〜13歳向け。小さい子向けには3〜5歳向けのジュニアドライビングスクールもあるので安心です。

レゴランドエクスプレスLEGO Express
わかりやすいレゴの汽車。一人なら120cm以上かつ6歳以上、親同伴なら子供の制限なし。こういうのは子供が喜びますね。レゴシティ内の定番アトラクションです。


左:レゴレスキューアカデミー(消防車を動かして放水で火を消す。子供だけ110cm・6歳以上、親同伴90cm・4歳以上)。右:レゴシティエアポート(くるくる回って上下する、結構がくがくするやつ。一人120cm・6歳以上)。

LAND OF ADVENTURE(冒険ゾーン)Land of Adventure
ディノアイランドはスプラッシュマウンテン的なアトラクション(一人130cm・6歳以上、親同伴110cm・6歳以上)。見た感じ結構迫力がありそうで、確かに6歳以上でないと厳しそう。冒険テーマで作り込まれたゾーンです。


左:ロストキングダムアドベンチャー(乗り物系。一人120cm・6歳以上、親同伴80cm・2歳以上)。右:ちょいちょいある有料の遊ぶやつ。何か当たるんでしょうが、これ以上お金を出す気には…という感じ。
人気IMAGINATION(一番人気だった)Imagination
見た限りここが一番人気でした。「ビルド&テスト」はレゴを組み立てて走らせて競争したり、地震が起きても崩れないよう頑丈に作ったり。どこのレゴランドにもありますが、やはりレゴしに来るだけあって、こういうレゴレゴしたものが人気なようです。


左:デュプロプレイタウン(屋根付きのプレイグラウンド。日光を遮れるのがありがたく、子供は結構遊ぶ)。右:オブザベーションタワー(登って見渡す展望タワー。親同伴1歳以上、一人120cm・6歳以上)。

キッズパワータワーKids Power Tower
登って落ちるタイプのアトラクション。一人なら120cm・8歳以上、親同伴なら100cm・4歳以上。スリル系ですが、レゴランドの中では身長・年齢のハードルがやや高めです。

LEGO NINJAGO WORLD(残念メンテ中)LEGO NINJAGO World
名古屋にもできた大人気のニンジャゴーシリーズ。ところが2日目に回したらまさかの翌日からメンテナンス入りで中を見られず…。おそらく春節前メンテナンスで、大型連休前は施設が止まりがち。見たいものは早めに、連休直前は要注意です。
絶叫ありLEGO KINGDOMS(本格コースター)LEGO KINGDOMS
「ザ・ドラゴン」はかなり本格的なコースター。子供だけなら120cm・8歳以上、親同伴100cm・6歳以上。ドラゴンに乗ってがっつり絶叫する感じで、6歳だと怖がらないか…はお子さん次第。中世のお城をテーマにした世界観のゾーンです。


左:ザ・ドラゴンの様子。ドラゴンに乗ってがっつりコースター。右:フォレストマンズハイドアウト(大型のプレイグラウンド。結構大きい)。

Royal Joust(お馬さん系)Royal Joust
お馬さんに乗る系のアトラクション。一人しか乗れず、92cm以上・4〜11歳の制限。小さなお子さん向けで、中世の騎士気分が味わえます。

LEGO TECHNIC(濡れる系・絶叫系)LEGO TECHNIC
このあたりは濡れそうなアトラクションが多いゾーン。「アクアゾーンウェーブレース」は一人120cm・8歳以上、親同伴100cm・6歳以上。テクニック(精密ブロック)らしい、メカっぽい世界観です。


左:グレートレゴレース(迫力がありそう。一人120cm・6歳以上、親同伴110cm・4歳以上)。右:スター・ウォーズのレゴがたくさんあるエリア。好きな人にはたまらない空間です。
- とにかく空いている(平日は並ばず遊び放題)
- アトラクション40以上で普通に遊園地が楽しい
- プールが本格派(大型スライダー多数)
- MINILANDのレゴの再現度が圧巻
- 常夏で一年中プールが楽しめる
- 行きにくい(国境越え・片道1時間30分〜)
- シンガポール価格で高い(東京DLより高いことも)
- とにかく暑い(熱中症注意・飲食物持ち込み禁止)
- 全力で楽しめるのは小学生くらいから
- 連休前メンテでアトラクション休止も
ウォーターパークが、本気。
実はこちらがメイン級。大きくウォータースライダーのエリアと、プール中心のエリアに分かれます。常夏マレーシアで一年中、しかも空いていてスムーズに滑りまくれるのが最高でした。
小学生以上◎大型ウォータースライダーWater Slides
実際見ると結構なでかさ。小学生以上くらいから楽しめます。こちらは身長102cm以上のエリア。本格的な大型スライダーがいくつも並び、お子さんは大喜び間違いなしです。


左:違う角度から。結構ぐるっといく、普通に楽しそうなスライダー。右:出口。迫力ありそうで、お子さんは大喜び間違いなしです。

さらに長い、くねくねスライダーLonger slides
こちらはさらに長くてくねくね。このあたりから身長107cm以上ゾーンになります(微妙に刻んでくる制限が何とも…)。終わりも長めで、ヘルプの監視員もいてかなり本気度高めのスライダーです。
こういう浮き具は無料で貸してくれます。人はいますがそこまでではなく、スムーズに滑りまくれるのがありがたい。小学生以上ならスライダー側のほうが楽しいかもしれません。

プールエリア(波のプール)Wave Pool
続いてプール中心のエリア。こちらは波のプールらしいのですが、まあのんびりしたもの。ガツガツした波ではなく、ゆったり浸かって過ごせる雰囲気です。

カバナ(有料・がら空き)Cabana
プールサイドにはカバナもありますが有料。1日で280リンギット(約11,200円)、午後2時前後の半日で180リンギット(約7,200円)。びっくりするくらい借りられていませんでした。まあ、そりゃそうでしょうね…という価格です。


流れるプールエリア。大型のしっかりした浮き輪を貸してもらえるので子供でも安心。浮き輪でぷかぷか流れて、子供は大喜びでした(ただし水が噴き出す箇所もあり、小さい子は嫌がるかも)。


左:プールにあるプレイグラウンド風のもの(子供だけ102cm以上、親同伴92cm以上。ただしこれも春節前メンテ被害…)。右:プール内にもレゴを作るエリアがあります。
流れない浅い、小さい子向けのプールも。うちの子たちは小さいので、ここで十分満足していました。年齢に合わせて遊び場を選べるのが嬉しいところです。
シーライフ(水族館)は、おまけ。
2019年5月にオープンした水族館。日本の名古屋シーライフと同じイギリスの運営会社(マーリン・エンターテイメンツ)が手がけており、似た雰囲気です。正直おまけ程度ですが、暑さのピーク時に逃げ込む屋内施設として使えます。
2019年5月開業シーライフ(イスカンダル・プテリ)SEA LIFE
私が訪れた時はまだ工事中でした(2018年予定が2019年5月に延期、現在は開業済み)。マレーシアレインフォレストゾーンなどがあるとのこと。魚の数より見せ方で楽しませるタイプで、レゴ風の展示が多く子供は楽しめる印象。お昼の暑さのピークに屋内へ逃げ込む使い方がおすすめです。
※ 以下の写真はマレーシアのシーライフではなく、同じ運営会社(マーリン・エンターテイメンツ)が手がける日本・名古屋シーライフのものです。マレーシア版とよく似た展示構成と思われるため、あくまで雰囲気の参考として掲載しています。展示内容は両者で異なります。


名古屋シーライフより。レゴ風の宝箱や、水槽の中にもレゴの仕掛けがあったりと、見ていて楽しませてくれる演出が多い。魚の数は多くないものの、見せ方が工夫された水族館です。


名古屋シーライフより。タブレットでお絵かきすると(左)、描いたお魚がスクリーンに投影される(右)インタラクティブな展示も。子供がかなり楽しめる内容です。
名古屋シーライフより。日本風の魚の展示。マレーシア版にはマレーシアレインフォレストゾーンがあるなど、各地の特色を出した展示構成になっているようです。
- これだけを見にジョホールバルには行かない規模感。レゴランドとセットでさくっと回るのが現実的
- プールとレゴランド両方行きたいと、コンボにシーライフが強制でついてくる(旧プールコンボは廃止)のが迷いどころ
- 1日利用なら時間的余裕はない。レゴ本体+プールだけで1日では足りないくらい
- 2日のトリプルチケットなら、レゴ本体+プール+水族館を無理なく楽しめる
行ってみての感想
正直に言うと、高かったです。マレーシアなんだからもっと安いんだろうと思っていたら、完全になめていました。お値段は完全にシンガポール価格で、トリプルパークだと東京ディズニーランドより高いことも。地元ローカルが気軽に楽しめる金額ではとてもなく、完全にシンガポール客を狙いに行ったテーマパークだと感じます。
ただ、私が行った時は本当にすごいガラガラだったんですよ。待ち時間という概念がなかったくらい。これだけガラガラでやっていけるのは人件費が安いからなんでしょうか。そう考えると、空いているテーマパークをこの値段で、と捉えれば「まあありかな」という気持ちにもなります。日本でこのレベルのアトラクションがこの空き具合、というのはまずあり得ませんから。
かなりガラガラなので全力で楽しめる。子供も我慢せず遊び倒せるのは、親としても本当にうれしいんです。なのでもし可能なら、マレーシアとシンガポールのスクールホリデーを外した平日に来てほしい。そうすればかなり空いていて、相当快適に遊べます。皆さんの旅のお役に立てれば幸いです。
高いけど、空いていて遊び倒せる。
2日とって、プールまで楽しんで♪
ジョホールバルを、もっと。

