目の前にある宿。
Wクアラルンプール宿泊記 ― ツインタワー目前の話題ホテル
- 立地
- ペトロナスツインタワーの目の前(KLCC地区)。KLCC中心に動くなら抜群の便
- タイプ
- 2018年8月オープンのマリオット系(旧SPG)デザインホテル。マレーシア初進出のW
- 部屋タイプ
- ワンダフル/スペクタキュラー/メガ/クールコーナー/スタジオ〜各スイート(42〜520平米)
- 価格帯
- 安い時期でRM717(約2.9万円)前後〜(朝食込み・最安クラスの目安)。スペクタキュラー(ツインタワービュー)793リンギット(約31,700円)前後、マーベラススイート1,252リンギット(約50,100円)前後など上位は跳ね上がる(時期で大きく変動)
- ビュー
- ツインタワービューかシティビュー。眺めを楽しむならツインタワー側がおすすめ
- 客室階
- ビルは55階だが客室は23階まで(上はレジデンス)。眺望はやや低めだが十分きれい
- 朝食・施設
- 朝食は盛り付け・種類とも好評/屋外プールあり(キッズプールなし・大人向け)
- アクセス
- MRT(モノレール)駅まで約500〜600m。ブキッビンタンへは約2kmとやや遠め

アメリカ発のデザインホテル「W」が、2018年8月にマレーシア初進出。台北・ソウル・香港・シンガポールなどアジアでも展開を広げ、日本にも近年大阪・北海道への進出が決まった話題のブランドです。最大の魅力はペトロナスツインタワーが目の前という立地。お部屋からはもちろん、お風呂や朝食会場からもツインタワーが望めます。できたてほやほやの頃に実際に泊まってきたので、その様子をレポートします。
立地と、アクセス。
ペトロナスツインタワーの目の前。KLCC中心に動くなら非常に便がよく、SURIA KLCCも目と鼻の先。一方でブキッビンタンへはやや距離があり、ここは押さえておきたいポイントです。
買い物◎目の前はSURIA KLCCSURIA KLCC
ホテルの目の前に大型ショッピングモールSURIA KLCC。これを抜ければ広大なKLCCパークで、KLCCを楽しむには立地抜群です。ただし間に大通りがあり、横断がなかなか大変。信号がなかなか変わらず、現地の人は信号無視も多いので、思ったより時間がかかります。近年はCotton OnやShoppes at Four Seasons Placeなどモールも増え、結構楽しめます。

目の前のカレー屋さんCurry House
ホテルの目の前には評判のよいカレー屋さん(nz curry house)があります。行こうとしつつ結局行けませんでしたが、近場で食事をすませたいときの選択肢になりそうです。
ツインタワー側のお部屋なら、こんなクアラルンプールの夜景が広がる。本当にタワーが目の前で、絶好の角度から見られます。
紫に光る、外観とロビー。
紫のライトアップ、ドレッシーなロビー、雰囲気のある廊下。とにかく「攻めた」内装で、好き嫌いは分かれるところ。1階がエントランス、フロントは8階という変わった構成です。
夜が映える紫に光る入口Entrance
紫を基調にした入口。ホテルでは珍しい色使いで、ライトアップが時間とともに変化します。この独特の雰囲気は好き嫌いが分かれるところですが、夜は確かに映えます。


左:1階のエントランス。右:もうひとつのエントランス周り。1階はエントランス、フロントは8階という構成です。

ドレッシーなフロントFront
フロントはとにかくドレッシー。攻めた内装で、好き嫌いは分かれますが「たまにはこういうのもいいかな」と思える非日常感です。制服はイケイケでも、ホスピタリティはしっかり。そこはさすが旧SPG系で、安心して過ごせました。


フロント周りはどこも雰囲気たっぷり。8階のロビーフロアです。

廊下まで雰囲気がすごいCorridor
客室階の廊下もこの調子。徹底して世界観をつくり込んでいて、歩いているだけで面白い。ここまでやり切っているのは、いっそ清々しいくらいです。
マーベラススイートを、歩く。
今回泊まったのはマーベラススイート(105平米・ツインタワービュー)。攻めた壁の柄、そしてとにかく部屋中が鏡。住むには落ち着かないけれど、たまに味わう非日常としてはかなりアリでした。
ツインタワービュー広いリビングLiving
入ってすぐがリビング。目の前からツインタワービューで、これはもう最高です。攻めた壁の柄に加えて、とにかく部屋中が鏡だらけ。各部屋の扉も全面鏡張りで、閉めると犬は衝突するレベル(実際うちの子は衝突していました)。住みたくはないけれど、非日常として味わう分にはアリです。


リビングはとにかく広い。こんなところに住めたら最高、と思わず言いたくなる開放感です。
広々としたリビングスペース。攻めたデザインながら、居心地は悪くありません。

ベッドルームBedroom
リビングのとなりがベッドルーム。こちらからもツインタワービューです。とにかく広く、こんなところを寝室にしたい…と思わせる贅沢な空間でした。
ベッドルームも広々。攻めた内装の中にも、しっかり寛げる落ち着きがあります。


左:眺望はこの通り。ツインタワービューならどの部屋もこの景色のはず。右:タワーじゃないほうも、大きなビルが増えて見ごたえあり。
眺望◎がっつりツインタワーThe View
窓からはこの通り、がっつりツインタワーが見えます。これだけきれいにツインタワーが望めるホテルは実は貴重。フォーシーズンズは真横、マンダリンオリエンタルはタワーが重なって見える立地で、正面からきれいに見えるのはこれまでトレーダースホテルくらいでした(ただしトレーダースは少し遠景)。
タワー前の広場は観光客でにぎわい、車の数もすごい。眺めているだけで飽きません。
鏡だらけの、水まわり。
マーベラススイートの目玉のひとつが水まわり。お風呂からもツインタワービュー、シャワーは2つ、洗面も2つ。海外恒例のスケスケトイレもありつつ、ちゃんと普通のトイレも完備で安心です。


バスルームも広々。カーテンやブラインドはちゃんと選べるので、ツインタワービューでも安心です。
マーベラスお風呂からツインタワーBath View
お風呂からもこの通りツインタワーが望めます。さすがにカーテンかブラインドは選べるのでご安心を。タワーを眺めながらの入浴は、まさにマーベラスな体験でした。

シャワーが2つDouble Shower
シャワールームにはシャワーが2つ。うーん、マーベラス。スイートならではの贅沢さで、こういう細部にテンションが上がります。

洗面は2つVanity
洗面台が広くて2つあるタイプ。やはりテンションが上がりますよね。スイートクラスの余裕を感じる水まわりでした。


左:アメニティはWでおなじみの「bliss」。右:種類も豊富にそろっています。
安心の2個目あり海外恒例スケスケトイレGlass Toilet
海外恒例のスケスケトイレ。なぜスケスケなのでしょうね…。とはいえスケスケじゃないトイレも1つずつあるので安心です(結局そちらしか使いませんでした)。


左:ミニバーはこんな感じ、値段は高め。右:ひと通りそろっていて、コーヒーメーカーは無料です。
楽しげな、朝食。
このホテルで特に良かったのが朝食。盛り付けがきれいで種類も豊富、なんだかどんどん食べたくなる楽しい雰囲気。アウトサイド席はツインタワーが目の前で、人気の特等席です。
おすすめ目でも楽しむ朝食Breakfast
朝食はとにかく良かった。盛り付けがきれいで種類も豊富、どんどん食べたくなる感じです。これまで泊まったホテルもどこも良かったのですが、ここは目でも楽しませることに重点を置いている印象。なんだか楽しそうなんですよね。


左:アウトサイド席はかなり人気。右:その景色がこちら、ツインタワーが目の前です。


インサイドは座席タイプが多彩。子連れも結構見かけ、家族でも安心して使えます。

パンの種類が豊富Bread
パンエリアは種類豊富。パンが多いホテルはいいホテル、というのが個人的な持論です。朝からテンションが上がるラインナップでした。
パンコーナーはずらりと充実。見ているだけで楽しくなります。
お気に入り瓶詰めのオリジナルドリンクOriginal Drinks
オリジナルドリンクが多めで、瓶詰めで並んでいます。これが結構うまい。気に入って何本も飲んでしまいました。こういうオリジナルものに弱いんですよね。


マレー風からヨーロピアンまで、料理の種類はなかなか。がっつりいける品ぞろえで、ランチでも使いたいくらい。

ライブキッチンも充実Live Kitchen
ハムやサーモンの並ぶコーナーにはライブキッチンがあり、パンケーキやワッフルを作って席まで持ってきてくれます。麺のライブキッチンも同様で、頼むと席まで運んでくれる。素晴らしいサービスでした。


左:サラダコーナー。右:オリジナルヨーグルトも瓶詰めで、これもまた何個か持っていってしまいました。
麺のライブキッチン。選ぶとこちらも席まで持ってきてくれます。
プールは、夜より昼。
プールは上から眺めるだけでしたが、雰囲気はチェック。キッズプールはなく、深さは大人向け。夜はバーがメインで泳ぐ感じではなく、入るなら昼間がおすすめです。
昼がおすすめ大人向けのプールPool
今回プールには入らず上から写真だけ。キッズプールはなく、深さは普通に大人向けです。夜はバーメインで泳ぐ雰囲気ではないので注意。昼間は結構入っている人が多かったので、泳ぐなら昼がおすすめです。
夜のプールはこの雰囲気。イケイケな空気で、好き嫌いは分かれそうです。
- ツインタワーが目の前。客室・お風呂・朝食会場から望める貴重な立地
- 朝食が楽しげで好評。盛り付け・種類・ライブキッチンまで充実
- 2018年オープンで新しい。部屋もホテルもきれいで話題性も◎
- イケイケな雰囲気でもホスピタリティはしっかり(さすが旧SPG)
- 子連れにも優しい。朝食会場は家族連れも多く、KLCCパークに巨大遊具も
- 独特の「イケイケ」な雰囲気が苦手な人には合わないかも
- 客室は23階まで(上はレジデンス)で眺望はやや低め
- 夜に大通り側の喧騒や重低音が届くことがある
- 新しすぎてベビーチェア不足などハード面が一部追いついていなかった
- ブキッビンタンへはやや遠い(約2km)/ホテルタクシーが高い
- ツインタワービューを指定するのがおすすめ。せっかくならクアラルンプールに来た実感を
- メガルームとスタジオスイートはビューが明記されていないので、こだわるなら予約時に要確認
- 空港送迎はホテルタクシーを避ける。KLIAまでホテルだと350RM、目の前のSURIA KLCCで手配すると160RM前後
- タクシーで「W」と言っても通じないことが多い。地図を印刷して持参すると安心
- 夜のプールはバーメインで泳ぐ雰囲気ではない。泳ぐなら昼間に
- 料金は時期で大きく跳ね上がる。RM717前後で泊まれれば最安クラスの目安です
泊まってみての感想
正直に言うと、紫に光る入口や鏡だらけの客室を見た最初は「これは攻めてるな…」と少し身構えました。週末に泊まったせいか、華やかな装いの現地の人が多く、ハレの場のような独特の空気。自分はこういう場が得意なタイプではないので、多少の場違い感は確かに覚えました。夜は大通り側からの喧騒や重低音が部屋に届くこともあり、人によっては気になるかもしれません。
それでも全体としては非常に満足でした。なによりツインタワービュー。リビングからもベッドルームからも、なんならお風呂からもタワーが見えて、「クアラルンプールに来た!」という実感をたっぷり味わえます。朝食も楽しげで種類豊富、ライブキッチンで作りたてを席まで運んでくれるなど、目でも舌でも楽しめました。できて1か月ちょっとの訪問でハード面は一部追いついていない場面(ベビーチェア不足など)もありましたが、ソフト面は完璧。子連れにも丁寧に対応してもらえました。
独特の雰囲気が好き嫌いを分けるのは間違いありませんが、ホスピタリティは旧SPGらしくしっかり。新しくてきれいで、なにより立地が抜群です。これだけきれいにツインタワーが見えるホテルができたのは嬉しい限りで、「ツインタワーを眺めたいならここ」と言ってもいいくらい。せっかく泊まるならツインタワービューで、非日常を楽しんでみてください。皆さんの旅のお役に立てれば幸いです。
ツインタワーを、特等席で。
新しさと立地で選ぶなら、Wはアリです♪
クアラルンプールを、もっと。




