KLIA。
マレーシアの空港案内 ― 主要空港・日本からの行き方・MDAC
- ハブ空港
- クアラルンプール国際空港(KLIA)。ここを中心に各地へ
- 日本から直行便
- 実質KLIAのみ(コタキナバル⇄成田はMASが2025年10月で運休)
- もう一つの入口
- シンガポール・チャンギ経由が便利なことも(各地へ便あり・エアアジア中心)
- 入国前の必須
- MDAC(マレーシア・デジタル入国カード)を到着3日前から無料登録

他国の空港事情は分かりにくいもの。どこが主要空港で、どこに直行便が乗り入れているのか——日本でも羽田と成田で使い勝手がかなり違うように、知っておくと旅がスムーズです。その点マレーシアはシンプルで、覚えておくべき空港は4つだけ。クアラルンプール国際空港をハブに考えれば、まず迷いません。
主要空港は、4つ。
マレーシアの主要空港は数が多くありません。KLIAがハブで、ここを中心にどう動くかを考えておけば十分です。
| 空港 | 日本からの直行便 | 主なアクセス先 |
|---|---|---|
| クアラルンプール国際空港(ハブ) | あり | クアラルンプール、マラッカ |
| コタキナバル国際空港 | 2025年10月で運休 | コタキナバル(ボルネオ) |
| ランカウイ国際空港 | なし(国内乗継) | ランカウイ島 |
| ペナン国際空港 | なし(国内乗継) | ペナン島 |
就航状況は時期で変わります。日本からの直行便は、かつてコタキナバルにもありましたが2025年10月で運休し、現在は実質KLIAのみ。最新は各航空会社・予約サイトでご確認を(就航時間まとめ も参考に)。
各空港を、ひとつずつ。
KLIAをハブに、各空港の位置づけと使い勝手を整理します。
まずここクアラルンプール国際空港(KLIA)マレーシアの中心ハブ
マレーシアの中心ハブ。ボルネオ島のよほどマイナーな空港でない限り、各地へは基本ここから飛びます。ターミナルは2つで、KLIAターミナル1がフルサービスキャリア、ターミナル2がLCC専用(2023年以降に正式改称。案内や航空券では旧称のKLIA1/KLIA2も広く使われます)。両ターミナルは電車でつながり、多少時間はかかっても不便ではありません。なお旧LCCT(LCC専用ターミナル)は廃止され、現在は全旅客便がKLIA2発着。『LCCT』と書かれた情報はすべて古いので注意してください。
コタキナバル国際空港(ボルネオの玄関)
ボルネオ島・サバ州の玄関口。「国際空港」と聞くと身構えますが、実際はこぢんまりした地方空港です。かつては成田からの直行便もありましたが、マレーシア航空が2025年10月で運休し、現在は日本からの直行便がありません。なおサバ・サラワクの2州は高い自治権をもち、マレー半島側との行き来は国内線でもパスポートが必要です。ここだけは要注意。
シンガポール・チャンギ国際空港(実は便利な裏口)
マレーシアではありませんが、この界隈では重要な空港。クアラルンプール・コタキナバル・ペナン・ランカウイのすべてに便があり、本数は少なく乗継に時間はかかるものの、人や時間帯によってはチャンギ経由のほうがアクセスしやすいことも。ただしマレーシアへの就航は大半がエアアジア。うまく使えば、なかなか便利な入口になります。
ランカウイ国際空港 / ペナン国際空港
ランカウイは4空港で最も小規模。離島ゆえ空港経由のアクセスがメインで、はっきり言えば田舎の空港です(タラップで降りて歩いてターミナルへ、という規模感)。両替店やコンビニなど最低限はそろいますが、両替店は24時間営業ではないので、遅い時間に着く場合は要注意。一方ペナンは、インドネシア・タイ・香港・台湾・中国・カタールなど各国便が就航する近代的な空港。日本からの直行便はありませんが、人気リゾートだけあって設備は充実。KLからは約300kmで、早ければ1時間弱で着きます(鉄道が便利でないマレーシアでは、基本は航空機移動です)。
旧クアラルンプール国際空港(スバン空港)
正式名称はスルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港、通称スバン空港。1998年に現在のKLIAができるまで使われていた旧空港で、一般の観光客は基本的に無視してOK。ただしKL中心部まで約25km・車で30分と近く、近年は国内便が増えて利用者が持ち直しています。Firefly(マレーシア航空系列)やBatik Airマレーシア(旧Malindo Air・2022年改称)が中心で、ランカウイ・ペナン・ジョホールバル・シンガポールあたりへ便があります。難易度は高めですが、近さ重視の人には選択肢になります。
入国前に、MDACを。
マレーシア入国で、いまや必須の手続き。出発前に忘れず登録を。
- 2024年1月以降、外国人の入国にMDACの事前オンライン登録が必須(従来の紙の入国カードは廃止)。
- 公式サイトから無料で登録。提出は到着3日前(72時間以内)からで、早すぎる申請は無効。
- 料金を請求するサイトは非公式の代行業者。日本国籍は空路・陸路・海路いずれの入国でも登録が必要です。
到着後と、乗継のコツ。
KLIAに着いてからが本番。ターミナル間の移動と国内線乗継、MDACを出すタイミング——着いてあわてないための要点をまとめます。
ターミナル1↔2の移動は、電車かシャトルバス
KLIAはターミナル1(フルサービス)とターミナル2(旧KLIA2・LCC)に分かれ、フルサービス便から国内のLCCに乗り継ぐ場合などはターミナルをまたぐ移動が必要です。手段は2つ。電車(ERL=KLIAエクスプレス/トランジット)なら所要わずか約3分・2リンギット(約80円)(子供1リンギット(約40円))で最速。無料シャトルバスは約10分・24時間運行で、お金をかけたくないとき向きです。乗り場は、電車はターミナルのレベル1、無料シャトルはT1がDoor 4・レベル1、T2はTransportation Hub(gateway@klia2)のレベル1あたりが目安。どちらも本数があるので、慌てなくて大丈夫です。
- 別ターミナル乗継は時間に余裕を:移動自体は数分〜10分でも、預け荷物の受け取り→ターミナル移動→再チェックイン→保安・出国(または国内→国際)と段取りが多め。乗継時間が短い航空券は避けるのが無難です。
- ボルネオ(サバ・サラワク)への国内線乗継はパスポート必須:第2章の通り、半島側⇄サバ・サラワクは国内線でも入境手続きがあります。コタキナバルやクチンへ乗り継ぐ日は、パスポートをすぐ出せるように。
- 同じターミナル内の国内⇄国内乗継は比較的シンプル。問題になりやすいのは“ターミナルをまたぐ”ときと“ボルネオを挟む”ときだと覚えておけば大丈夫です。
- 提出は到着の3日前(72時間以内)から。第3章の通り、早すぎる申請は無効になるので、出発の2〜3日前に登録しておくのがちょうどいいタイミングです。
- 登録後の確認メール(受理画面)はスクショ等で手元に。入国審査でスムーズです。家族分はそれぞれ個別に登録を。
- 電車・無料シャトルの運行時間や乗り場・料金は変わることがあります。KLIAエクスプレス(ERL)公式やklia2の案内で、当日の最新を確認してください(深夜・早朝着のときは特に運行有無に注意)。
まとめ:KLIA中心、MDACを忘れずに
マレーシアの空港はKLIAをハブに4空港。日本からの直行便は実質KLIAのみ(コタキナバル便は2025年10月運休)で、ランカウイ・ペナンへはKLIA乗継、行き先によってはチャンギ経由も。日本と同じくらいの広さがありながら、空港事情そのものはシンプルで分かりやすい国です。そして入国前のMDAC登録をお忘れなく。日本からの就航時間は 就航時間まとめ もどうぞ。
