外貨両替。
外貨両替ドルユーロは怪しい? ― 実際に使って安全性とレートを確認
- サービス
- 外貨宅配(自宅に届く両替)。主要17通貨に対応
- 実績
- 2012年〜運営/年間取扱高80億円超/累計10万件超の老舗(東京都港区)
- レート
- 日本の空港より良いことが多い(現地空港のほうが良い通貨もあり)
- 注文
- 最低3万円〜。平日11時までの入金で原則当日発送
- 受取
- 郵便(簡易書留・対面受取)。支払は銀行振込か代金引換

「現地に現金なしで入るのは不安、でも日本の空港は手数料が悪く避けたい、かといって現地両替も不安」——そんな人に向くのが、自宅に外貨が届く外貨宅配サービス「外貨両替ドルユーロ」です。編集部はシンガポール・マレーシアはもちろん、ほかの国でも実際に利用してきました。出発前に現地通貨が手元にある安心感は、思いのほか大きいもの。ここでは、その安全性・レート・使い勝手を、実体験をまじえて正直に確認します。
怪しくない? まず、安全性。
聞き慣れないと「大丈夫?」と不安になるもの。運営実績と防犯対策から見ていきます。
実績十分2012年〜・累計10万件超の老舗ネット外貨宅配では大手
運営は東京都港区、サービス開始は2012年。年間取扱高80億円以上、累計両替件数10万件以上と、インターネットの外貨宅配としては老舗・大手の部類です。取扱通貨は主要17通貨、最低注文額は3万円から、配送は郵便(簡易書留)、支払いは銀行振込か代金引換。まずは「実績の長さと規模」が、安心材料のひとつです。
仕組みはシンプル。ネットで注文すると、外貨が自宅に届く。写真は実際に届いたマレーシア・リンギット紙幣(透明スリーブ入り)。受け取りは簡易書留・対面で、追跡番号つき。
- 配送は郵便局の簡易書留。追跡番号で追跡可能で、必ず対面で受け取るため郵便事故を防止。
- 外貨は2名以上でチェックして配送。
- 最新の検証機やブラックライトで外貨を確認するなど、品質・防犯にこだわっています。
レートは、空港や街中と比べてどう?
両替できる場所は、ざっくり〈日本の空港/現地の空港/現地の街中〉の3つ。ドルユーロを基準に、それぞれと比べてどうかを見ていきます。
ドルユーロで届いた各国紙幣。日本の空港より有利で、現地の空港とも通貨しだいで渡り合えるのが実用的。
ざっくり言うと、ドルユーロは日本の空港よりはおおむね有利。一方で現地の空港・街中とは、通貨や行き先しだいで上にも下にもなる——というのが正直なところです。レートだけを追えば現地の市街地に分があることも多い半面、自宅で完結して出発前に準備が終わる手軽さは、ドルユーロならではです。
| 比べる相手 | ざっくり | 通貨ごとに見ると(ドルユーロと比べて) |
|---|---|---|
| 日本の空港 (成田・羽田・関空) | ドルユーロが有利 | 米ドル・ユーロはほぼ同程度。それ以外の通貨は、ドルユーロが良い傾向が多い。 |
| 現地の空港 | 通貨・空港しだい | 米ドル・ユーロ(米・欧の空港)はドルユーロが大きく有利。仁川・上海・香港・KLIAよりも有利。台湾はほぼ同程度。チャンギ、ベトナム・インドネシア・フィリピンは現地空港のほうが良いことも。 |
| 現地の街中 の両替店 | 探せば現地が有利(手間も) | 台湾はほぼ同程度。韓国・タイ・マレーシア・シンガポールは、市街地でしっかり探せば現地のほうが有利。ただし店選び・営業時間・場所の確認に手間はかかる。 |
レートは外国為替で日々動きます。ここでの有利・不利はあくまで傾向で、最新は各窓口・公式でご確認を。
- マレーシアリンギット:空港のKLIAは割高なので、ドルユーロのほうが有利。レートだけならKLの市街地(ブキッビンタンなど)を探せば現地が安いことも多いが、店選びの手間はかかる。手軽さ重視なら、事前のドルユーロが便利。
- シンガポールドル:チャンギ空港が優秀で、ドルユーロとはほぼ同程度。市街地(チャイナタウン・リトルインディア)はさらに安いことも。現地で替える余地が大きいぶん、ドルユーロは「日本で先に用意したい人」向け。
自宅で完結、という安心。
レート以上に大きいのが、出発前に準備が終わる安心感かもしれません。背景には、空港両替の事情の変化があります。
時短にも日本の空港は、出発ピークに混みがち銀行の撤退が背景
実は近年、多くの銀行が空港の外貨両替から撤退しました。成田・羽田・関空ですら、みずほ・三菱UFJ・三井住友信託・りそなのほか、成田の千葉興業銀行、関空の池田泉州銀行などが撤退。結果、出発便ピーク時の空港両替は以前より混雑しがちです(写真は成田空港の両替カウンター)。出発前にバタバタ並ぶのは、地味にストレス。事前にドルユーロで済ませておけば、ここを丸ごと回避できます。
KLIA2現地両替も、不安が残る営業時間・場所の確認
では現地で両替すればいいかというと、営業時間や場所の確認など、それはそれで不安要素が残ります(写真はクアラルンプール国際空港 KLIA2 の Bank Islam 両替カウンター)。深夜着・早朝発だと開いていないことも。その点ドルユーロは両替が自宅で完結し、出発前に準備が終わる。当日を安心して迎えられるのは、地味ですが大きな利点です。
本当に安全? 実際に使ってみた。
ここからは編集部の実体験。何度も使っていますが、配送・安心感・レートの三点で、正直な感想をまとめます。
出発前に外貨がある、という安心感
昔、マレーシアリンギットはクアラルンプール国際空港で替えればいいやと思っていたときのこと。到着時間帯に東南アジア名物のスコールが直撃し、KLIAが大混雑。着陸やり直しで到着が2時間ほど押しました。しかもよりにもよってランカウイへの乗り継ぎ便。出発は遅れに遅れてバタバタで、「両替してる余裕なんてないんだけど!」と思いながら、間に合うか冷や冷やしつつ両替の列に並んだのでした。(白状すると、新婚旅行の時です。)
「ランカウイで替えればいいのでは?」と思うかもしれません。ところがその日はランカウイ到着も大幅に遅れ、着いた頃には両替所がクローズ。当時は空港タクシーが現金決済だったので、KLIAで替えていなかったら、それはそれで詰んでいました。…という経験から、出発前に現地通貨を持っておく安心感を、身をもって知ったわけです。トラブルは、起きるときは起きるんですよね。
- 配送はスムーズ。首都圏在住だと、平日11時までに入金できれば翌日には届くことが多い(郵便事情で前後するので余裕は持って)。
- レートだけならKLのブキッビンタンや、シンガポールのチャイナタウン・リトルインディアに、ドルユーロより安い両替店もある。ただ時間と手間を考えると、「空港より良いレートで自宅完結」のバランスが実用的。
- こだわり派は現地の優良両替店、効率重視なら事前のドルユーロ、と使い分けるのが結局いちばん。
注意点も、正直に。
いいことばかりではありません。使う前に知っておきたい点です。
- 日本の空港より有利なレートのことが多い
- 自宅で完結・出発前に外貨が準備できる安心感
- 主要17通貨に対応で、行き先をほぼカバー
- 最低両替額は3万円から(購入・売却とも/複数通貨は合算)
- 支払いは銀行振込か代金引換のみ(代引は追加手数料・クレカ不可)
- 簡易書留のため対面受取が必要(郵便局で時間指定・窓口受取も可)
- 米ドル/ユーロ/英ポンド、カナダドル、スイスフラン、豪ドル、NZドル。
- 中国元/韓国ウォン/香港ドル/台湾ドル、タイバーツ、シンガポールドル、マレーシアリンギット。
- フィリピンペソ、インドネシアルピア、ベトナムドン。日本人がよく行く国は、ほぼ網羅しています。
まとめ:日本の空港で替えるくらいなら
外貨両替ドルユーロは、実績ある老舗の外貨宅配。レートは日本の空港より有利なことが多く、何より出発前に外貨が手元にそろう安心感が魅力です。最低3万円から・対面受取などの条件はありますが、「現地に現金なしは不安、でも日本の空港は避けたい」人にはぴったり。なお現地での両替は、シンガポールなら チャンギや市街地が優秀 なので、行き先に応じて使い分けるのがおすすめです。
海外旅行、何事もなければいいのですが、いざトラブると――しかもそれが現金だと――地味に詰みます(いまだに電車の切符は現金のみ、という場面も少なくありません)。現地でヒヤヒヤするリスクを思えば、事前に比較的良いレートで備えられるドルユーロは、心強い選択肢です。※レート・クーポン・条件は変動します。最新は公式でご確認を。
